2018年10月6日土曜日

10月6日第10回全国マコモサミットin飛島2018に参加しました

隣村の飛島中央公民館・飛島村すこやかセンターで開催された標記の行事に参加しました。
受付を済ませ、展示物を見学していると、前豊橋技術科学大学先端農業バイオリサーチセンターの三枝正彦特任教授(現宮城大学食産業部客員教授)にお会いしました。
「先生の講演を楽しみにしています。♡」「いやぁ、今日はパネルディディカッションのコーディネーターとして来たので講義はありません。」とのお返事!遠方よりのご参加ご苦労様です。
すこやかセンターのロビーには全国から集まった”マコモ熱中族”の方々でいっぱいです。筆者の子どもの頃はこんな方法で炭俵を作っていました。マコモを使った工芸品から食品、健康グッズなど様々な小間が用意されていました。
開会のセレモニーでは小林芙蓉さんの揮毫演技”光”と雲龍さんの”笛”、古澤侑峯さんの幻想的な舞踊が披露されました。
古澤さんの幽玄な舞踊、右後ろにはまこもで作った船が展示してあります。
主催者の飛島村「八島まこも会」の中山恵美賀さんが主催者として挨拶され続いて飛島村村長久野時男さんが歓迎の辞を述べられました。
 飛島村は名古屋南部工業地帯と農村地帯があり”日本一豊かな町”として有名です。
工業地帯にはコンテナ埠頭など物流の一大拠点を有しているほか、火力発電所、宇宙ロケット製造の中核施設を有するほか新東名高速道路のインターチェンジがありその背後に豊かな農村地帯が広がっています。
 この地域が急激な変貌を遂げたのは、昭和34年の伊勢湾台風で名古屋市南区・港区などの貯木場に係留してあったラワンなどの輸入材が高潮で市街地に流れ込み、甚大な被害をもたらしたのを教訓に、飛島村沖を埋め立て名古屋市南部の貯木場をこの地に集積し、防災対策と筏を利用していた堀川など運河浄化を図る目的で建設されました。これに合わせ、周辺の木材関連産業の工場も移転し”巨大な木材団地”として発足しました。
 しかし、やがて流通革命の時代が到来!コンテナを使った流通革命に対応するため、巨大なコンテナ埠頭と荷捌きのための広大なコンテナヤードが誘致されるとともに木材不況の影響などもあり、新しい企業誘致が積極的に行われ、航空宇宙産業や鉄鋼関連事業など大規模な設備を必要とする企業が続々と進出し今日に至っています。
 さて、まこもサミットの続き
中山代表から開催地事例発表”飛島村でのまこも生産状況について”の発表がありました。マコモの栽培は2014年から越前より5本の苗を入手し、それを増やして今年は100本の苗を育て各種イベントや商品開発を進めているとのこどです。
続いて生産地の取り組み事例として
東三河地方のマコモ栽培と農商工連携~新城市 村田康助さん
「出雲の国まこも会」の取り組みについて~松江市 野津健司さん
の発表があり、休憩と食事会がありました。
ロビーで豊橋技術科学大学の産学連携講座の受講生(6次産業化・植物工場など)鈴木良一・洋子夫妻にお会いしました。懐かしい♡
休憩の後基調講演”マコモタケの機能性”~静岡大学グリーン科学研究所教授河岸洋和さんの講演があり「マモモタケは不思議な力を秘めた植物、食費や工芸品だけでなく”骨粗鬆症の治療薬””最近話題の免疫療法”への活用が期待される。」など先端的な取り組みについての講演がありました。
パネルでシュカッションは
コーディネーター三枝正彦宮城大学客員教授
パネリスト
静岡大学クリーン科学研究所教授 河岸洋和教授
菰野の真菰会会長 前川常八さん
東三河マコモ研究会 村田康助さん
出雲国まこも会 代表野津健司さん
で、商品開発やマコモ栽培の方向性について活発の議論がなされました。
(文責筆者)

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