2015年12月19日土曜日

12月19日植物工場マネージャー育成プログラム 農業統計学

資源植物学の講義が終了し、今日からは、先端農業バイオリサーチセンター 李凱特任助教による”農業統計学”という聞きなれない講座が始まりました。
李助教は、中国の東北師範大学を卒業後、東京工業大学に進み、2008年8月から、本学にお勤めになられた、御年30歳の若手のホープです。
教室に入るとPCがセットされ、こわごわ授業に入りました。

















統計学とは、ばらつきを伴う情報を、客観的に分析評価する学問で、”推論する””解析する”二つの機能を持っており、今日はその方法についての講義を受けました。
いきなり聞きなれない言葉の連続
平均値の性質、分散、偏差、自由度、共分散構造解析、相関係数、ヒストグラム、推計統計、母集団と標本、ベルヌーイ試行、二項分布、ボアソン分布、指数分析、正規分布、中心極限定理、推定と信頼区間、母平均の推定、統計的仮説検定、母平均検定、等分散の検定、カイ二乗独立性検定これだけの内容を今日一日で講義を受けました。
寝る暇なしに厳しい授業。
宿題は
テキスト内にある例題2問を解いて提出せよ。
例えばこんな内容
誤差が正規分布をなすと考えられる製品から標本10個を無作為抽出したところ、重さの標本平均は145.5g、標本標準偏差は3gであった。この製品の母平均の信頼度95%の信頼区間を求めよ。
こんな例題が沢山!
与太郎の頭はパンクしそうです。
これも血税の内と考えなおし頑張りましょう。

帰路、名古屋観光ホテルで中学校のご学友のお嬢さんが、ディナーショーをなさるので出席させていただきました。
安田江里子ソプラノディナーコンサートVOL10です。
第一部はお得意のソプラノ
















第二部はクリスマス歌曲など、100万本のバラをアンコールに応えて熱唱!
















中学校というのは、今は廃校になった”蘇原村立蘇原中学校”です。
来年の4月に同窓会を行う予定です。



















2015年12月14日月曜日

12月12日先端植物工場講義 資源植物学

今日の講義はF棟9階で引き続き熊崎助教の講義です。
天気予報が外れ、底冷えのする曇り空!放課後は雨の中を下校しました。
















講義は先端基礎農学資源植物学の続き
6 園芸作物 蔬菜:果菜類1、ナス、トマト、ピーマンなど
7 園芸作物 蔬菜:果菜類2、キュウリ、カボチャ、トウガンなど
8 園芸作物 蔬菜:ハーブ・薬用植物 ハーブ草本類と木本類、国産薬用植物の現況
9 園芸作物 花卉 種類と花卉に対する認識の違い(外国との)
10 資源植物学 園芸作物 果樹 高木性果樹、低木性果樹、つる性果樹
   ナシ、リンゴ、ブドウ、モモ、柿など、熱帯果樹
丸一日中の講義は慣れていないのでかなり疲れます。
また、コンクリートの建物では底冷えがきつい!

宿題は
新たにアグリビジネスを始めることを想定し、有望と思う資源植物をあげ、選んだ理由、その生育特性と販売方法をまとめなさい。
です。

次回からは、李凱助教の”農業統計学”が始まります。

2015年12月5日土曜日

突然ですが

12月5日土曜日09:00、与太郎は豊橋技術科学大学A2ー201教室に来ています。
文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム「最先端植物工場マネージャー育成プログラム 開講式」です。
同校熊﨑忠特任助教の司会で式が始まりました。
1 大貝彰 理事・副学長挨拶
この講座は、学んだことを地域で実践することを目的として行うので頑張ってください。

 















2 プロジェクトの概要・スタッフ紹介
 井上隆信 最先端農業・バイオリサーチセンター長
 お金のことは言いたくないが、この講習は国民の税金で賄われている。
 予算規模は2200万円、受講生は22名なので、一人当たり約100万円が使われることとなる。
 座学終了後eラーニングが始まるが過去の達成率は80%である。

式が終わり受講生の自己紹介がありました。
生徒の受講動機は様々で、農業後継者として。工学技術を農業に生かしたい。新規就農者として。
など様々に高い志を持った方々が抱負を述べられていました。

3 ガイダンス
三枝正彦 先端農業・バイオリサーチセンター特任教授
① オランダ研修も計画されているので旅費の準備をしておくこと
② eラーニングが成功した例はない!との意見もあるが前回の達成率は80%であった。この数字は驚異的な値であるが、20%の税金が無駄に使われたことになる。やり遂げてほしい。血税が無駄にならぬよう頑張ってほしい。学習の状況はすべて把握できるようになっている。
③ この講座を終了しても植物工場はできない。スタートラインに立っただけ!マーケティングや人脈がなければ成功しないが、同じような志で技科大で学んだ先輩が400人いる。
400人のバックアップがあると思って頑張ってほしい。
④ 受講中は本学の学生としての本分を守りながら楽しく学んでほしい。

開講式やガイダンスが終わり早速授業開始
トップバッターは
熊﨑忠特任教授28歳
講義内容は
資源植物学 1 資源植物学の類型区分 2農作物 食用植物 禾穀(かこく)類 3 農作物食用作物 マメ類、イモ類、その他 4 園芸作物 蔬菜、葉茎菜類 5 園芸作物蔬菜、根菜類
と中身の濃い講義がありました。夕方までびっしり。
お昼休みに、隣にあるアグリパーク食彩館の見学に連れて行っていただきました。

















熊﨑先生の宿題レポートは
地域の直売所に行き、興味を持った作物(品種)1つについて、興味を持った理由、期限と栽培特性、利用方法についてまとめなさい。
でした。
提出は12月19日まで!


2015年11月9日月曜日

11月8日与太郎農園日記 収穫祭

あいにくの雨でしたが、近くの蟹江ワークスの倉庫をお借りして予定通り行うことができました。
収穫祭では
サツマイモを使い、鬼饅頭・大学芋を皆で作ります。
もう一品は、水菜のスープ
お手伝いいただくのはいつもの津田あや子さん、猪飼すみ子さん、橋本邦子さん、前田克春さん、本田忠弘さんです。
少年センターの横山所長さんの挨拶で”収穫祭”開始!

















スープに使う水菜を収穫します。雨の中ですが収穫に夢中
小松菜と水菜の混植で、水はね防止にもみ殻を撒いてあり、きれいに収穫することができます。

















材料の芋を洗ったりして調理の準備を開始

















調理開始!

















鬼饅頭は取引先の,カフェレストbonさんからお借りした大型の蒸し器で作ります。

















大学芋はフライパンで揚げて作ります。

















大学芋完成!1回目はあっという間になくなりました。

















大学芋も、すぐにみんなの口の中に💛

















水菜のスープは鶏がら出汁に彩のニンジンやスイスチャードを入れて美味しくきれいに出来ました。
担当は、前田・本田両男子指導員、鍬を包丁に代えて頑張ります。

















楽しい時間の流れは速い、あっというまにお昼の時間、集合写真を撮って一年間の活動を終了しました。
来年は5月から再開される予定です!

















参加した子ども達からの感謝状をいただいて感激の農業指導員達、その笑顔で来年も頑張りましょう!




2015年10月30日金曜日

10月28日与太郎農園日記 ラディシュの調整作業

ラディシュ、水菜、小松菜の出荷調整作業の模様です。
















収穫したラディシュを当園の温室前での調整作業及び流水での洗浄作業風景です。
老犬”コスモ”(10歳メス、盲導犬訓練で落第した適外犬)の見守る中ご存じ、津田あや子さん、猪飼すみ子さんが慣れた手つきで行います。
このラディシュは、元肥に納豆菌で発酵させた”米ぬかたい肥”を使い、発芽後もみ殻を根元に敷き詰め、日光による変色を防いでいます。
そのため、ひび割れもなく、ご覧のように大きくきれいに育ちました。
後方には、サラダ用水菜と小松菜の若取り野菜です。
ベビーリーフならぬチャイルドリーフと言ったほうが良いのかも?
蟹江町内の、中国料理”群凰”、カフェレスト”bon”に出荷しました。
両店ともサラダで使われるようです。

2015年10月24日土曜日

10月24日 与太郎農園日記 今月の農作業体験

絶好の秋日和・農作業日和に恵まれ、予定通り標記の行事を開催しました。
農業体験の内容です!
1 二十日大根の種まきとわさび菜苗の植え付け~本田忠弘指導員担当
2 落花生の収穫~橋本邦子指導員担当
3 里芋の収穫~前田克春・猪飼すみ子指導員担当(駅前圃場)
4 農園料理(落花生と里芋の茹で料理)~津田あや子指導員担当
という作業分担です。
落花生を掘り豆を収穫します。
















わさび菜の苗をシルバーマルチを張った畝にカッターで穴をあけ丁寧に植え付けていきます。畝取紐で計測しまっすぐ均等に穴を開けていきます。
















落花生や里芋はきれいに洗い、このように茹で、落花生は塩茹でに、里芋は茹でた後ごま塩か醤油をつけていただきます。
















この日、新しい農業指導員誕生!
猪飼すみ子さんのお孫さん”大矢かれんちゃん”立派に芋ほりの指導ができました。
















蟹江警察署から、神谷秀人署長に参加していただき、皆でたのしく農業体験ができました。
お忙しいところありがとうございました!
















次回は11月8日日曜曜日10:00から、近くの”蟹江ワークス”をお借りして収穫祭を行います。
当日は、大学芋と鬼饅頭を作る予定💛
沢山の方のご来場をお待ちしています!

2015年10月23日金曜日

10月23日与太郎農園日記 かわしんビジネス交流会に参加しました。

標記の行事に協賛している、東海食Proの会キックオフシンポジューム「まち・ひと・しごと創生セミナー」”農業の6次産業化と地域の活性化”という長い長い名前の行事に参加しました。
簡単に言うと、豊橋技科大での”農業の6次産業育成講座”の受講生が、この行事を奇貨として寄り合いを行ったとご理解ください。
場所は、豊川市総合体育館、開会式のセレモニーにはご覧のように大勢の人があつまり盛大に行われました。
新しく登場したと豊川市のゆるキャラ”イナリン”のブラックバージョンもお目見え!
なんでも、世の中の悪を吸い尽くして体が黒くなったとの説明がありました。
















まち・ひと・しごと創生セミナーでは、技科大の特任教授三枝正彦先生が「東三河の地域資源とビジネス創出人材育成」と題し、豊橋技科大が果たした役割について熱く語られました。
















続いて、同校の”6次産業化育成講座受講生”で事業化に成功した方々の事例発表がありました。
トップバッターは
㈱石巻柿工房のあゆみと6次産業化と題し、食Proレベル4 第1期生 原田愛子氏
















次に、しめ縄づくりと地域活性化 蜂須賀政幸氏 第3期生 食Proレベル3
















いよいよ我が2期生のホープ、㈱富田組・たべりん王国社長 富田雅則氏による「施設園芸による周年観光農園の経営」食Proレベル3
















大取は同じく2期生のマドンナ、東三河農産加工販売共同組合代表 鈴木洋子氏 東三河農産加工協同組合の設立と事業展開 食Proレベル3
















熱のこもった第二期生の発表に、会場割れんばかりの拍手が鳴りやみません!
ビジネス交流会のあとは、向かいのプリオⅡ4階市民プラザで昼食会を兼ねた”東海食Proの会”発足式
会長に 1期生の原田愛子氏が三枝教授より指名されました。
1500円の豪華昼食をいただきながら会員個々の現状報告があり、14:00に散会しました。
会の模様はこんな様子です。
















事務局をつとめていただいた技科大の三須あかね先生ご苦労様でした。
今後ともよろしくお願いします。


2015年10月17日土曜日

10月16日与太郎農園日記 もみ殻ロード

農作業日和が続きますが、当農園では畝間にもみ殻を撒く作業を行っています。
















 ご存じ!津田あや子さん、猪飼すみ子さん、橋本邦子さんにも手伝っていただき、ラディッシュと小松菜&水菜の混撒畝の間と発芽した苗の根元に「保水と雑草発芽予防&雨粒による泥はね防止、靴の汚れ防止」など昨年の経験をもとに今年も行いました。
 もみ殻は近くのJA海部営農センターからいただいたものを使いました。
 次回の”少年の農作業体験”は10月24日に行います。これで靴を汚さずに作業ができます。









2015年10月12日月曜日

10月12日与太郎農園日記 落合さん森の名人技披露

 平成27年8月27日付で、我が落合武師匠が国土緑化推進機構理事長 佐々木剛氏より”森の名手・名人”に認定されました。
 その技の披露と、前回ご紹介した名手・名人への「聞き書き甲子園」の取材とを兼ねて、舞台を岐阜県瑞浪市鬼岩公園内(旅館 了山所有地)で行われました。
 この行事には、「聞き書き甲子園」参加高校生の親族の方、土井芳己さん、観月会句会選者の大嶋陽子さん、旅館了山の支配人など応援団も駆けつけ熱い声援をおくりました。
場所は、瑞浪市日吉町9501の1レストラン 了庵 向かいの”呂久沢の森”です。
入念に準備を開始する杣ちゃん。(応援団の写真掲載は同意が得られず割愛します。) 
















最初に披露していただいたのは、橋を架けて枝打ちをする技、ご覧いただけるかな?
長い梯子の上に立つ”杣ちゃん”の雄姿!
チエンソーを片手で持ち、足場の分だけ残して次々を枝を払い、上に上にと登って行きます。
もちろん、梯子から数メートル上までマシラのような身のこなしです。
聞けば申年とのこと(なるほど)
















梯子の真下で熱心の取材をする聞き書き甲子園児、かなりの急斜面でも臆することなく挑戦!
















別のアングルから!





















次の技は!両足に木登り金具を装着し梯子を使わずに枝打ちする技、安全帯の装着も入念に行います。確認に次ぐ確認!また確認!
















二本目の檜に木登り器具を使って枝打ち、こんな風に登って行きます。
不安そうに見上げる”甲子園児”





















10:00から始め、休憩をはさんで11:15に作業終了
無事作業を終了し、おまけで結束の仕方の講習も行っていただきました。
ギャラリーから惜しみない拍手が贈られてハニカム杣ちゃん!可愛いね!
















鬼岩公園の巨岩”蓬莱岩”から見た呂久沢の森です。
画面上部中央辺りが現場です。

楽しい昼食!杣ちゃんのおごりで”了庵”のコース料理
これと!
















これ!
















勿論、スープ、パン、デザート、コーヒー付き
ごちそうさまでした!

2015年9月19日土曜日

9月19日与太郎農園日記 JRJの紹介

日本ミツバチの師匠”落合武君”が、日頃の活動が認められ、この度「公益社団法人 国土緑化推進機構」から、平成27年度「森の名手・名人」(杣師・養蜂家)に選定されました!
趣意書によれば
森に関わる「樵、炭焼き、木地師、大工、椎茸生産等の生業において優れた技を極め、他の模範となっている人」を”森の名手・達人”として毎年選定を行っている。
そうです。
今年は、全国で71名、愛知県からは新城市の造林手79歳、岡崎市の林業家81歳と我が落合師匠の3名のみ!
新たに選ばれた方には「聞き書き甲子園」に参加している高校生たちから聞き書き取材を受け、その活動を全国に紹介し、その知恵や技を披露してくれるそうです。
(※詳しくは 国土緑化機構 全国の「森の名手・名人」が選ばれました! で検索して下さい。)

9月19日は名人のところに、その取材があるというので、その”取材”に行って来ました。
現場は稲沢市内とある林の中です。
早朝7時から取材開始
















西洋ミツバチの飼育と採蜜などについて取材を受けています。
















女王蜂を披露していただきました。
真ん中で碧くマーキングしてあるのが女王蜂です。
















蜜は落合邸の工房に運び、遠心分離器による”採蜜”実習です。
巣脾から蜜刀でカスを取り除きます。
















遠心分離機に掛けて蜜の採取を行います。
















瓶詰めされた蜂蜜です。巣脾4枚で二瓶取れました。


次回は、杣師の現場を取材します。
場所は鬼岩温泉”了山”です。
当職の次期取材記事をお楽しみに!
なお、「聞き書き甲子園」が済むまで取材者の名前・学校名などは秘密です。
参考
標記の「JRJ」について!
「BRB」というのを聞いたことがあると思います。
意味は 婆さんらしからぬ婆さん です。
落合杣師は当年71歳だそうで、どこまで飛躍していくのか!楽しみです!




















2015年9月12日土曜日

9月12日少年の農作業体験など

絶好の農作業日和に恵まれた当地方のお天気に感謝しつつ、予定通り標記の行事を行いました。
ご覧のように、大勢の参加があり地元の指導員も気合が入ります。
ご協力いただいたのは
前田克春さん、本田忠弘さん、寺田正憲さん、津田あや子さん、猪飼すみ子さん、橋本邦子さんです。
















種蒔きは、サンチュ、ダイコン、人参です。
サンチュ畝は、シルバーマルチを張り、30センチ間隔に計測して穴を開け、種を蒔き、発芽促進のため納豆菌で発酵させたもみ殻堆肥をかけました。
本多・前田両指導員から、うなとり紐の使い方、株間間隔の取り方、マルチへの穴あけ、灌水したのちの種蒔き、発芽促進の方法などを学びました。
















農園料理は、キュウリそうめん(細切りしたキュウリに片栗粉を塗し、茹でたもの)、揚げ菓子、空心菜の炒め物を作りました。
















ホットケーキミックスにピーマン、玉ねぎなどを入れた揚げ菓子です。

農作業のあとは楽しい試食タイム!自分たちで育て、収獲し、お料理した味は格別でしょう!
日本農業の夜明けは近い!
















地元の後藤茂様より蟹江特産のイチジク”蓬莱柿”を頂戴し、皆で美味しくいただきました♥
















ご協力有難うございました。
そのほかに、収獲した空芯菜を、地元のカフェレレストBON・中国料理群凰・オーガニックレストラン活粋食堂さんにも配達しました。
毎度ありがとうございました。
次の農作業体験は10月24日に行います。