2013年12月30日月曜日

仰げばー尊し♪

12月20日いよいよ修了式
「平成25年度農業者育成支援研修」は一人の落伍者もなく無事閉講となりました。
閉講式にあたり鈴木敏之学校長から挨拶がありました。
















研修生と教職員との記念撮影です。















校長先生の向かって左が筆者です。
ご愛読ありがとうございました。
引き続き「日本農業を先導する東海地域の6次産業化推進人材育成」プログラムについては掲載しますのでご愛読ください。

2013年12月16日月曜日

12月2日農産物加工実習と12月11日施肥設計について

間が空きましたが投稿を再開します。
内容は
12月2日の農産物加工実習と12月11日施肥設計について2回分一挙公開です。
加工実習の講師は
愛知県豊川市萩町下大田面 漬物本舗 道長
の 石川孝子さんご夫婦です。
















右がご主人、左が奥さまです。
漬物本舗 道長 のこだわりは
旬の野菜を美味しい時期に、地元野菜を使用した地産地消、遺伝子組み換え食品不使用、添加物・化学調味料不使用 だそうです。
使用する調味料は、ベトナムのカンホア塩、黒潮町のソルトビュー、みりんは碧南の角谷文次郎店製、白たまりは碧南の日東醸造製、豆味噌等は武豊町のカクトウ醸造製、粗糖は鹿児島の進行糖業製、グラニュー糖はホクレン製だそうです。
加工実習は、なます、五色漬け、ナスの辛子漬け、ハクサイ漬けです。
なます
ダイコン1㎏、ニンジン100g、柿少々、塩15g、みりん65g、ピートグラニュー糖130g、米酢110g、水50g
①ダイコンと人参の皮を剥く②ダイコンと人参をせん切りにする③25キロの塩をまんべんなく混ぜ込む⑤重石をかけて漬ける⑥漬けあがったら原材料の二分の一の甘酢で漬ける(このとき皮を剥いた柿を刻んで入れる)⑦一日で完成
コツは、塩を混ぜ合わせるときに揉まないこと。塩は原材料の3%
作り方は簡単
原材料を洗浄し皮を剥くなどして適当な適当な大きさに刻む。塩を混ぜ合わせ重石をかけて一日で完成!
塩の分量さえ間違えなければすべて適当なのが与太郎向け
なすの辛子漬け
原料のナス(農大圃場製)の出来ばえが悪く、あまり美味しくないので省略します。
ハクサイ漬け
ハクサイの切り方と塩の振り方がコツ
ハクサイを洗浄し、汚れた葉を取り除き、上部の青い部分をちぎり取る(色の付いた部分は、ハクサイ自身が虫から防御するため虫の嫌いな物質を出して色を変えているそうで、虫の嫌いな味は人間も嫌いな味だそうです。知らんかった!)
ハクサイは四等分し、芯を取り除き、更に硬い部分に包丁を2か所入れ塩の浸透を良くする。
根元の方に塩(材料の3%)を多く振りながら漬け込む(本来ならば1週間ほど干してから漬け込む。ここでは省略)、重石の目方に水揚げが違うが、3%食塩水を呼び水として全体にかけると失敗がない。のだそうです。
その場でなますと五色漬けを試食しましたが、とても良い出来でした♥
後日談
豊橋の6次産業推進人材育成講習で”道長”のパンフが教材の中に混ざっていて、整理したいたところ、隣の席の”村井ゆかりさん”が「なんでこれ持ってるの!このパンフ私がデザインしたの」世の中狭いですね。

12月11日 施肥設計
中村教官の授業で、圃場に肥料を施用する基準について講義がありました。
作物により必要とする成分量が違う
作物別の窒素N・リン酸P・カリK10a当たりの施肥基準表により説明
例 ナス N44㎏、P23㎏、K42㎏必要
次に、肥料成分の見方
肥料袋に 8-8-8 とか 16-0-16 などの表示があるが、この数字は肥料の中にN・P・Kが含まれている割合を記載したもので8-8-8の場合はNPKが8%ずつ含まれていることを表している。
重さ20キロの肥料袋の中には、8×0.08=1.2kg含まれている。
”ナス”を例にとれば、N44、P23、K42 ㎏が一作で必要であるが、施肥は元肥、追肥に分けて与える。施肥の分量は元肥が6割、追肥が4割に分けるのが基本である(作物によって異なる)
施肥量については、愛知県のHPで基準が示されている。”農作物の施肥基準”で検索すること。
しかし、あくまで基準であり、それぞれの畑で状態が違うので、農協やホームセンターなどで、土壌診断を行ってもらい、現在のどれだけの成分が残留しているか計測したうえで施肥設計を行うこと。
あと少しで卒業です。頑張りましょう!

2013年11月27日水曜日

11月27日農業実習&講義

風もなく、実習時には汗が出るほどの陽気でした。
今日の実習は、ナスの撤去作業
ナスの支柱を取り払い、残渣を片付けています。



作業後の光景!支柱は泥を落とし、束ねて来年直ぐに使えるように保管します。
その他、ブロッコリー、レタス、白菜、二十日大根、ミズナなど収穫しました。



午後は、教場で”農業経営の基礎”について、中小企業診断士 神谷正仁先生による講義がありました。
先生は、安城市に事務所を構えられ、名古屋市中区丸の内にある(独)中小企業基盤整備機構中部本部で相談業務にも担当されているお方です。
講義の初めに
「皆さんが5年後にどんな事業をやりたいか文字にして書いてみてください。」といわれ
有限&有言の目標を持たないと事業は始められない。
と、ガーンと一発!決めてから。

1 事業経営とは
 儲からない商売はやらない。儲け続けられなければ事業経営は成り立たない。
2 事業経営の基本
 昔は企業が顧客を選ぶ時代であったが、今は顧客が企業を選ぶ時代。客の都合に合わせた商売をしないといけない。
 お客様が満足していただくためには=商品×サービス×イメージ という構造になっている。
商品は顧客の望むものでなければならないし、それに伴う言葉づかい、接客態度などに加え、売る側のイメージが良くなければならない。
3 魅力ある農業にするためには
 客の望む商品を提供し続けるとともに、企業側の持っているものを積極的に発信し続けなければならない。企業経営に当たっては”誰の””どのような役に”立とうとしているか、という企業理念を明確にすること。
4 我々が目指すべき経営者像
 昔から言われていることであるが
 経営者には、4っの職業を持つ気配りが必要である。
 医者としての気配り~健康、従業員やお客を気遣うやさしさ
 役者としての気配り~客にも取引先へも嫌なことは伝えない気配り
 芸者としての気配り~相手に言綾な思いをさせない、楽しませる気配り
 易者としての気配り~相手が何を求めているか察する能力
である。
 次に、計数感覚について
 売上高-経費=利益 という計数上の管理は大切であるが、事業継続を維持するのに必要な売上高の定め、それが実現できる経営計画を持つこと。
 それには、経費+利益=売上高 という見方を養うことが重要である。
 販売能力向上のために、客の欲しがる商品開発を行い、買い手の視点に立った販促を行わなければならない。
 自社の商品開発は客の求める価値と、競業他社が提供できない範囲を見定め、そこをターゲットとすることが事業成功のカギである。(バリュープロポジション)
(文責与太郎)

 

2013年11月22日金曜日

11月22日農業実習など

グット!グット!いい天気です。
環境整理と収穫、午後から”売れる農産加工品のパッケージデザイン”についての講義です。
環境整理は、ピーマン、シシトウ、オクラの撤去作業です。
皆でやればこんなに早い!
















 本日は2班が調整作業担当、泥の付いた野菜もこんなに綺麗になりました♥


午後から教場で 地域商業活性化研究所所長 加藤健二先生による
”売れる農産加工品のパッケージデザイン”についての講義がありました。
















土佐でしか味わえない「カツオの藁焼き」を例に
農産物の商品開発のポイントは”その土地にある。その土地にしかない産物”が地域の商品開発の原資になる。
その原資を一層魅力ある商品にするのが”パッケージデザイン”である。
と前置し、例を示しながら、素材を生かした商品開発、地域の特色が表現される商品開発など売れる商品を作る。
地域野菜のブランド化、料理そのものを商品開発する。
など農産物の商品開発のポイントについてお話がありました。

次に、商品とパッケージについて
伝統的なパッケージから近代的な印刷技術や包装技術によるパッケージまで「包む」という基本には変わりがない。
商品にはパッケージが付きものであり商品のイメージアップや売り上げを左右する。

最近のパッケージは接着剤やホッチキスなどを使用しない、一枚紙で折り紙形式のものが流行っている。
売れるデザインと売れないデザインの差は売り手の思いより”買い手の心理を読んだ”デザインであること。売り手の苦労や思い入れを表現しても買い手の購買意欲を刺激はしない。
陳列場所も重要な要素で、売れるデザインで売れる場所を考え商品陳列を行うこと。

2時限目では、実際のパッケージでデザインを取り上げて、具体的なアドバイスをされておられました。
居眠りをしている受講生は一人もなく、あっという間に半日の講義が終わりました。

2013年11月17日日曜日

11月17日与太郎農園収穫祭

好天に恵まれ予定通り10時から近くの蟹江ワークスをお借りしで収穫祭を行いました。
最初に、食材の収穫、与太郎農園でミズナ、コマツナ、ニンジン、ダイコン、バジル、スイスチャードなどサラダの材料を収穫します。
















蟹江ワークスの庭で料理作り。
メニューは
大学イモ、鬼饅頭、野菜サラダの三品
大学イモと鬼饅頭は前今区副区長大野三十四さんと津田あや子現副区長夫人のお二人が何品か試作をして収穫祭に臨まれたそうです。
御両人とも気合が入ります。
鬼饅頭のコツは材料に上新粉を混ぜること、大学イモは酢、砂糖、しょうゆのバランスを保つことと弱火でカラメルを絡めることだそうです。
サラダ作りの指導は㈱山田組のアグリ担当平田朱美さん。東谷山にある同社の広大な農場を一人で切り盛りしている気丈で可愛い女の子です。
会場は甘い香りでいっぱい!「焦げるぞ!」「こぼすな!」「ウメー♥」など若い声も響きます。
















お腹いっぱい食べて、料理全て完食、みんなで記念撮影です。
与太郎農園での農業体験は今年度はこれでおしまい。
来春また会いましょう♥
















いつものメンバーの他においでいただいたのは
警察本部から泉少年課長、大崎センター長
東海農政局から消費安全部消費生活課 井上一敏農政業務監理官 志賀敏弘課長補佐
です。
お世話させていただいたのは(順不同敬称略)
前田克春、古市雅英、本田忠弘、平田朱美、大野三十四、津田あや子でした。
皆さんご苦労様でした。
お手洗いを貸していただいた”方舟さん”場所提供していただいた”蟹江ワークスさん”、業務用の蒸し器を貸していただいた”喫茶店ボンさま”お世話掛けました。


2013年11月16日土曜日

11月16日6次産業化推進人材育成講座 経営マーケティング基本論 経営管理パート 

今日の講義は 
農業経営と企業経営、地域活性化に向けた新事業創出、食に関する経営情報戦略、6次産業化と知的財産管理について
名古屋大学名誉教授 竹内裕之先生の講義です。
前回は地域資源利用論などについての講義をしていただきました。
















1 農業経営と企業経営 元気の出る道
 我が国の農業生産と所得についての統計を見ると、農業生産額は1984年とピークに15年で40%減少し、生産農業所得では1994年をピークに右肩下がりの減少を続けている。
 農産物価格指数では、1993年をピークにして減少し、他方農業資材価格指数は上昇を続け、2007年で農業物価指数を追い越している。
 政府の農業予算は1995年を100とした指数では農業関係予算は減少を続け、一般会計の総額との差は拡大するばかりである。
 EUとの比較で見ると
 EU全体の共通農業予算額は横ばいであり、内容については1992年から農地に対する直接補助金政策が取られ、2007年からは環境負荷の少ない農業への補助金にドラスティックに転換されている。例えは”1haで飼う家畜が2頭までなら補助金を出す”とか”農地の境の樹木を残した農地に助成する”など地域バランスや環境負荷を考慮した農業政策が取られている。
 このように日本政府は農業に対し”北風政策”ともいえる過酷な政策を取り続けている。
 TPP交渉では、現佐産地規則(地域ブランドの保護)、使用農薬に対する考え方の違いから検疫などの非関税障壁の撤廃を米国は求めている。知的財産権の保護もこれの長期化を目指す米国とEUや日本の利害が対立している。
 本質論を報道する記事は少ないが厳しい環境が緩和される情勢下にはない。
 安部政権下でのTPP交渉は日本の安全保障には役立つだろうが貿易面では得をすることはないだろうといわれている。
 日本の農業は構造転換期にあり会社法人や農業法人の占める比率が高まり、雇用就農者の割合も確実に伸びてきている。
 この方向性は今後定着化し、景気低迷、巨大な財政赤字、不安定雇用の三重苦にあえぐ日本では農業の大規模化のほかに、地域を生かす産業として就農、雇用拡大、環境ビジネス参入などが重要視されてくるであろう。
 今後の農業は、市場をしっかりと検討し、自分たちの住む地域を見つめ、何をどこで作りどこで売るかという事業計画をしっかり立てて消費者に生産過程を透明化した形で、食の見える化、農との協働にむけ推進してゆかねばならないと考える。

2 地域活性化に向けた新事業の創出
 農業から「農」的産業へ~食材調達の変化と国内農業者の減少に対応するため、農業の専門化、複合化、生産・加工・販売+サービスなど垂直複合化により農業の6次産業化を推進する。
 このために国は6次産業化法や農商工連携促進法を制定し、助成金や補助金制度を作った。
 この制度に関心の高い農業者の収益は確実に上昇しているとともに、情勢の管理職や役員が主婦の視点で経営に参加すると確実に収益性が向上している例が多い。
 行政では企画段階からコーディネイター無料で派遣し指導にあたっている。

3 食に関する経営情報戦略
 消費者がどのようなプロセスを経て農産物を購入しているか良く分析し、情報収集にはIT技術を駆使し、効率の良いサプライチエーンを構築し販売促進を図る。

4 6次産業化と知的財産
 知的財産権には、特許権、実用新案権、商標権、意匠権、育成者権がある。特に物品の形状・色彩・模様などを独占できる権利で、包装用袋なども対象になる。
 その他、商標権は名前、ロゴ、商品サービスの出所で”あまおう甘王・富士宮やきそば”などがある。特に農業が国際展開する場合に重要でこの分野で立ち遅れている知的財産権の保護はこんごますますその重要度を増してくる。

文責与太郎

2013年11月14日木曜日

11月13日農業実習

今日は環境整備と収穫です。
環境整備は散水ホースの掃除、収獲はブロッコリー、レタス、ダイコン、ほうれん草、二十日大根、ナスです。
散水用ホースの泥落しは思ったより重労働です。来年使えるように乾燥させ保管します。



収穫作業が終わったら楽しい鍋料理、ウフフのイノチャン、調理師ウメちゃん、山下・青木両マドンナが料理の腕を振るいます。
鍋は、トマト鍋、ハクサイ鍋、野菜鍋の三種類
11日に御両人皆さんの希望を聞いて入念な検討のもと、近くのスーパーで材料を調達したものです。最後の〆はうどんとスパゲティおいしい♥3鍋とも完食!
その費用わずか一人500円
鍋、コンロなどの道具はイノちゃんが家から持ってきてくれました。
使用後、トマト鍋はチーズがこびり付きうまく洗えませんでした。ゴメンね。


実習終了後管理棟で全員集合、みんなの喜ぶ顔にイノチャンもご満悦のご様子。
シャイなウメちゃんは左端に♥
その他、井上さんからコンニャクの刺身・おにぎり、山下さんから自家製漬物とサラダ、青木さんからお菓子、梅田さん、百合草さんからみかん、本多指導員から金山寺味噌とカステーラを差し入れしていただきました。
ありがとうございました。
















農作業がはかどったため今週金曜日はお休みです。
農作業の疲れを癒してください。


2013年11月11日月曜日

11月11日農業実習

今日の実習は環境整理と収穫
環境整理の中身は管理棟周辺の植木剪定
剪定後
















収獲はキャベツ、ブロッコリー、ダイコン、ハクサイ、二十日大根、レタスです。
軟腐病も収まり大豊作です。
次回、水曜の実習日には放課後に鍋を囲んでのパーティを井上幹事長が計画しています。
大勢の参加をお待ちしています。♥


11月10日6次産業化推進人材育成講座 マーケテイングパート

1時限目から4時限目まで一日中マーケティングパート6から9までの講義です。
講師はMORE経営コンサルティング 代取 日野眞明さんです。
授業の前にお近づきの印と言ってクッキーを配られました。
女性は2個
















授業の前に2つの約束
① 講師の質問に答える際には「わかりません」は禁句
② 話の途中で分からないことはその場で聞くこと。休憩時間等に個別に質問しない。
最初の質問
「日本中に電信柱は何本あるか?」
授業でよく使われる手口だそうです。
ネタ証をしながら本論へ
商売は仮説を立てて検証し失敗したら新しい仮説を立て再度検証する。
幾つか説が立てられるかここが勝負のカギ!

商売を始めるには先ず経営理念をしっかりと立てる。
経営理念は自分の思いをお客に伝える手段⇒商品は見えるが理念は文字や言葉にしなければ脚に伝わらない。
経営理念は誰に伝えるのか
① お客 ② スタッフ ③ 経営者⇒賛同してくれる人が客になる。心が伝わらないと売れない。
理念は明文化してお客に伝えなければならない。

企業文化
経営理念も従業員の対応のすべてをマニュアル化することはできない。目の前の客にどう対応するか?千差万別の場面で従業員のその場の判断でできなければ意味がない。経営理念をどのように発揮させるか従業員に浸透するための努力を怠ってはならない。
(リッカールストーンホテルの例をあげて)

商品開発は世の中の先を見越して商品をつくると必ず失敗する。
現にいる消費者や世間の動きを見て商品開発をすること⇒自分の思いと世の中の動きら一致しないといかに論理的に優れていても誰も買わない。

買ってくれる人の心理を読む
”糖度20のトマト”などと書いても消費者はどれだけ甘いのか判断できない。「甘くておいしい」を伝える方法として間違っている。消費者に分かる表現として”大甘””中甘””小甘”という表現のほうがつたわりやすい。売り手の独りよがりは消費者に思いが伝わらない。
異性を口説くときのように、相手の心理を読み、好きなことを聞き取り、嫌なことは口にしない。など手練手管が必要である。
相手に自分の思いを伝える方法を持つことも重要である。
物が売れないとき、消費者のせいにしない。情報の出し方、伝え方を変えてみる。「こんなに良い商品なのに買わないのはバカだ」は売り手の独りよがり。伝える努力をすること。

ヒット商品の開発
今世の中で売れている商品を考えてみる。
例えば”ヒートテック”ユニクロの商品としてとらえないで「衣料」という大きなカテゴリーで捉え、売れ筋の商品を考える。

コントロールできないこと
自社内部のことは経営者でコントロールできるが、世の中の動きや好みなどは中小企業ではコントロール不可能である。
コントロールできないことは世の中に合わせる以外にない。
物が売れないときに”景気”のせいにしてあきらめるのはいけない。売れなければ売り方を変えてみる努力とセンスが必要である。
勝負できるのは情報⇒何を誰にどんな情報を伝えるか。
中小企業では経営資源であるヒト・モノ・カネには限りがあるが”情報”という経営資源は無限である。センスを磨くこと。

センスを磨くには
自分を変える⇒人はであった人によって変わる。本に接する。楽な方法を取らない。困難に挑戦する気概を持ち実行する。
人は本質的に怠け者である。怠け者にならないよう努力すること。

なんかうまくまとめられなかったですが、足らない分は自分で考えれ下さい。
文責与太郎




2013年11月10日日曜日

11月9日6次産業化推進人材育成研修

今日からは、新たなパート「経営・マーケティング基本論」の研修です。
トップバッターは
財務会計ⅠⅡ、講師は三菱創業研究所主任研究員 宮崎 昌講師
教室は、豊鉄ターミナルホテル9階展望会議室です。
この授業の主眼は
1 事業の収益性を試算する方法として”損益分岐点の計算方法”を理解し使ってみること
2 損益分岐点を理解する準備として”原価計算”の枠組みを理解する
3 資金繰りの基本的な考え方を理解する
の3点です。
先ず原価について
原価の中身は燃料代など営業量の増減に比例して増減するもの~変動費
土地代など営業量が増減しても変化しないもの~固定費
電気代の基本料金などのように操業がゼロになっても一定額が発生するもの~準変動費
人件費など、一定水準を超えると増加する費用~準固定費
これが原価の中身です。
これを元にして損益分岐点(どれだけ売れば採算が取れるか)を計算します。
例 ある商品を100円で販売した。これにかかる変動費は40円、固定費15万円、販売価格100円-変動費40円=限界利益60円、の場合、何個売れば採算が取れるか?
(100×40)X=15万円 X=2500個
答えは「2500個売れば採算が取れる」ことになります。
この場合、販売価格100円に対し変動費が40円あり残りの60円が1個販売するたびに60円の固定費回収に貢献している。これを”限界利益”(marginal)と言います。
原価管理で粗利を計算するには
売上-変動費=限界利益率 限界利益率-固定費=粗利 粗利を増やすにはどの費用を改善すればよいかなど、経営判断に役立てることができる。。
次に、事業計画評価を行い、勘定合って銭足らず になない経営を行うこと。
午前中の2次元で超特急の財務会計の概略を講義していただきました。
















午後の授業は
㈲竹内総合研究所所長 竹内一浩講師による
経営管理パート
経営理念 組織経営者論です。
竹内先生は、主に知多半島を中心に、耕作放棄地等を利用した資源緑肥作物栽培などの指導にあたっておられるそうで、企業名は㈱アグメント、㈱アゴエコファームなどだそうです。


このパートでは、企業にとって経営理念の確立がなぜ必要か、農業における経営理念とは、経営理念は常にPDCAを繰り返し理念を磨く努力を怠ってはならない。と力説されました。
続いて、経営者のリーダーシップ、組織経営と地域ネットワーク形成についての講義の後
次に、各班に分かれ、事業戦略・事業環境、業界分析の演習を行いました。
A班は天竜林材構想、B班は頑固キャベツ農園構想、C班はイチゴ戦略、D班は農家レストラン構想、E班は市民農園構想、F班はブルーベリー園構想の発表があり、慣れない演習に発表者は汗びっしょりでした。右端が竹内先生です。

2013年11月8日金曜日

11月8日農業実習

秋の収穫時は、環境整理と収穫がメイン作業となります。
2班はササゲの網の撤去作業
面倒な作業も大勢でやればすぐに終了


引き続きブロッコリーの収穫作業、最近は”ウフフの淑女”に変身願望の強い井上研修生に見つめられてテレ顔の梅田研修生♥なごやかな農村風景です。
















2班は一足先に帰り、収穫物の洗浄作業、二十日大根を綺麗にしています。


洗浄された大根を点検する近藤指導員!2班の作業結果にご満悦のご様子
















12月20日の修了式が見えてきました。
研修成果の発表資料の作成と謝恩会の手配などが話題に上るようになりました。

2013年11月6日水曜日

11月6日農業実習

本日の実習は収穫中心です。
ラッカセイ、レタス、ダイコン、ブロコリー、ほうれん草、二十日大根など多彩です。
最初に落花生の収獲、備中で掘り起し豆を手で取る作業


やっぱり収穫が一番楽しいですね。ガハハの笑い声が農場を明るくします。
















ハクサイ畝では軟腐病の伝染が止まりません。




特に、1班、2班畝が顕著です。これは品種によるもの。昔からの白いハクサイは病気にも強いようです。


キャベツは立派にできました。


レタスも最高の出来栄え!


ブロッコリーも同じです。
商品価値を高めるために茎と葉を少し残し、鮮度を保ち、新鮮さをアッピールする方法だそうです。
専業農家の向坂さんの解説です。



絶好の秋日和、収獲作業も捗り、定時には実習を終えることが出来ました。
めでたし、めでたし!

2013年11月1日金曜日

11月1日農業実習

今日の作業は圃場の状態が良いので、ハクサイ、ブロッコリーなどへの追肥です。
追肥は NKー2化成 16n 0p 16k 硫安 尿素 塩加
各畝の施肥量は ハクサイ880g、キャベツ1㎏、ブロッコリー850g、ニンジン880gです。
畝の両側に管理機で耕運し、施肥の撒き溝を掘り、施肥をし土寄せをします。
ニンジン畝から開始



肥料を撒き土寄せをします。



今日の収穫物は、レタス、チシャ、ダイコンです。


タマネギの苗の取入れ、セルトレイの苗の発芽状態は約80%でした。
















順調に実習が終わり、定時に授業が終わりました。
2班は昼食を兼ねていつものコンビニで軽食を取りながら反省会を行いました。

2013年10月31日木曜日

10月30日農業自習

今日も圃場の状態が悪く、追肥作業を中止して、間引き、除草、整枝、収獲作業を行いました。
最初はほうれん草畝の間引きと除草から、続いてミズナ、コマツナ、二十日大根、玉ねぎと続けます。
















ハクサイの軟腐病伝染が止まりません。
















感染したハクサイは根こそぎ抜き取り残渣置場に廃棄します。
こんなに廃棄処分、台風で傷ついたところから感染した可能性が高いとのこと。
















キャベツにはヨトウ虫の幼虫が発生、まだ少数の株のみです。
















ダイコンの収穫、軟腐病のダイコンへの感染は少数でとどまっているようです。
















チンゲンサイの収穫、今回が最終回です。
















早や撒きしたほうれん草の収獲、大きなものから抜き取っていきます。
















ナス畝の除草と整枝作業、左右の畝で雑草の生え方が違います。
なぜでしょう?
















収獲、整枝作業時についでに除草をしたところと、そうでないところの差のようです。
ひと手間省いた例です。

2013年10月28日月曜日

10月28日農業実習

今日は圃場の状態が良くないということで、実習内容の変更がありました。
自然相手の農業ですから仕方ありませんね!
ということで実習圃場のから道路を挟んで東側にある「水田」に置いてある稲わらを、来年の農作業用に使うため、使われなくなった温室に入れて保存する作業をすることになりました。
水田に向かう途中指導員が「あれがアメダスだ」と♪指さす彼方にー♪その施設がありました。
岡崎市のアメダス情報はここで測定されているそうです。
















ここが農業大学の水田、稲わらを道路まで上げて運搬車で保管場所まで運びます。
















ここが稲わらの保存場所です。
来年の実習生のみなさん、頑張って下さい。
















次の作業は収穫、ところが圃場では軟腐病が大発生
これがハクサイ、ダイコンもかなりやられています。
軟腐病に罹病した野菜は根こそぎ残渣置場に廃棄します。
使用した手袋では他の野菜に触れることは厳禁!人は感染しなのでご心配なく!
















収穫されたチンゲンサイです。立派な株に育っています。根を切り落とし野菜は立てて運搬します。
















ダイコンも収穫
















ナスを収穫していた青木まさき研修生が「これ!これ!」といって青虫の入っているナスを持ってきました。本多指導員に「なんという虫ですか?」と尋ねたところ「○○○○○です。」とのお答え
研修生の皆さんに問題「○○○○○」に入る虫の名前を入れてください。
















参考までに今までの病害虫防除のおさらい。
軟腐病について
ハクサイ
発生のしくみ
 病原:細菌 エルウィニア カロトボラ subsp.カロトボラ。土壌中に広く生息する土壌伝染性病原菌で、広範囲の作物、雑草に軟腐症状を起こす。潅水や降雨にともなう土壌のはね上がりによって感染し、急速に増殖して組織を軟化、腐敗させる。土壌水分が多く、空気湿度も高い条件で発生しやすい。強風、軟腐病に効果のない農薬散布や除草などにより葉に傷が付くと発生しやすい。降雨は病原細菌の飛散を助ける。秋ハクサイでは、結球期に温暖・多雨の年は発生が多くなる。多肥栽培により植物体が軟弱に育つと発生しやすい。
防ぎ方
強風による定植後の苗に生じた傷口から感染する。また、キスジノミハムシ、コオロギ、ヨトウムシによる食害痕から感染する。連作すると発生が増加する。水田輪作によって軽減できる。発病圃場では、播種、定植時にオリゼメート粒剤を施用する。発生初期には、マテリーナ水和剤、キノンドー水和剤40、キンセット水和剤、ヨネポン水和剤などを散布する。

ダイコン
発生のしくみ
病原:細菌 エルビニア カロトボラ subsp. カロトボラ。病原細菌は土壌中で、作物だけでなく雑草の根圏で生活して長期間生存するため、土壌を介して伝染が起こる。降雨や潅水時の飛沫によって、根頭部や下位葉の傷口、害虫の食害痕などから感染が起こる。高温時に発生が多く、土壌湿度が高いと発生しやすい。台風や豪雨の後に壊滅的被害を受けることがある。
防ぎ方
多発圃場では、予防的にカスミンボルドー、カセット水和剤、キンセット水和剤80、ヨネポン水和剤などを散布する。また、抵抗性品種があり、利用することで被害の軽減が可能である。













2013年10月25日金曜日

10月25日農業実習

台風27号の雲行きが怪しい中での農場実習です。
最初に土屋教官から講義の日程連絡がありました。
11月22日午後~売れる農産加工品のパッケージデザイン
11月27日午後~農業経営について
12月2日~加工実習
その他~12月20日の修了式で発表できるよう”農業経営方針”のレポートを提出すること。

農業実習
虫取り~ブロッコリー、キャベツなど葉物野菜に付いている虫を発見し補殺する。
収穫~サツマイモ(鳴門金時、ミルキースイート、安納)、チンゲンサイ、ラッカセイ、ナス、ピーマン、シシトウ
ブロッコリーの虫補殺作業です。


 ヨトウ虫の幼虫の食事あとみたいです。



ミルキースイートと安納イモの収穫作業、蔓を取るのが大変です。


これはミルキースイートです。


ラッカセイの豆取り作業、農業の楽しみは種子の発芽時と収穫作業ですね!
自然に笑顔がこぼれます。
















曇天でしたが、実習中は降雨なし。帰路、知立あたりで雨が降り始めました。


2013年10月21日月曜日

10月21日農業実習

今日は、中村教官が目の病でお休みとのことでした。
急遽予定変更
1 県農大の運動会などの行事があるので環境整備(草むしりなど)とアンドンの清掃
2 収穫調整
3 特別講義 林教官 病原体の伝染と侵入経路について
です。
管理棟の周囲は見違えるようにきれいになりました。ゴーヤの日除けも撤去


資材置き場に洗濯したアンドンを干しています。



環境整理が終了後、ナス、ピーマン、オクラの収穫を行いました。
台風の影響で、ナスの皮が傷つき半分は廃棄処分となりました。


作業終了後10:30から、林教官の臨時授業「病原体の伝染と侵入経路」について

導入
先回の授業で講義をした、病気は主因、素因、誘因の三要素が揃ったとき発病する。
逆に、このうち一つでも欠ければ発病はしない。ということを思い出してほしい。
(主因~病原体、素因~作物の素質、誘因~環境要因である。
ということで、病原体の伝染と侵入経路を知ることが防除のポイントであることがわかる。
伝染経路
病原体の伝染方法は6つある。
1 種子伝染~病原体が種子や苗に混入、付着、内部潜伏などにより伝染、
 今の種子は、殆どが薬剤処理や乾熱処理がしてあり、種子から伝染する心配はほとんどない。苗からも成長点培養と言って成長点にはウイルスは付着しない。
2 土壌伝染~病気により枯死した作物と一緒に土壌に残ったり、土壌中に生存し根から侵入する。硫黄病やネコブ病に強い種子が開発され、前者はYR○○、後者はCR○○と名前が付いている。YRはイエローレジスタンス、後者はプラグルートレジスタンスと呼ぶ。
3 風媒伝染~病原体の胞子が風によって運ばれ他の作物に付着し感染する。ベト病、うどんこ病、などカビ菌が殆ど
4 水媒伝染~雨水、灌漑水などに運ばれ感染する。エキ病、炭素病など雨のあとに発生する。
5 虫媒伝染~病原体を昆虫が運び感染、タバココナジラミ、アブラムシなど、ウイルスに感染すると対処方法は抜いて捨てる以外にない。
6 接触伝染~人が作業中に体に付着し汁液で感染、作業が済んから感染した作物を抜き取り処分する。作業の前には触らない。

素因について~病気に強い品種がある、カボチャと夕顔接ぎ木の台木に使われている。



2013年10月20日日曜日

10月19日6次産業化推進人材育成講座 企業視察

10月19日の企業視察も08:30豊橋駅前集合で出発しました。
今日の視察には、三枝正彦教授も参加され、車中講義も行っていただきました。
冒頭、三枝教授から、本日の視察先の経営者はいずれも先を読む力がある方々である。
これからうかがう小久井農場は、農地の大規模化で成功した方で、農地は320ヘクタールある。
との解説がありました。
つづいて、これからの6次産業について、消費地から遠い中山間地ではなく、都市近郊型農業でなくては成功は難しい、それにはいくつかの条件がある。
① これからの農業は有機栽培か低農薬栽培により地域住民の信頼を得ること
 有機農業を行っている農家はきわめて少数であるが、環境負荷を軽減し、地域と共生できる都市近郊農業をめざすにはこれしかないと思う。有機農法を促進させるには科学的アプローチが必要で、農水省においても有機農業促進法により行政指導を本格化している。これらの農法では病害虫の付きにくい野菜の栽培を目指すとか虫の少ない春取り野菜に転換するとか、雑草が育ちにくい農法にするなどいろいろな工夫がある。農薬や肥料についても使用基準が見直され、有機栽培がしやすい環境づくりがなされている。
② 経験と勘に頼る農業を捨てること
 今の農業のやりかたでは若者の後継者が育たない。地域で共同して野菜工場や施設園芸を経営し、週3日は農業後継者をサラリーマンとして雇用し、農業を魅力ある職業として発展させ、家の農業も手伝わせるような方法により若者の農業離れを食い止める方策を講ずる必要がある。
③ 遊休農地対策
 都市近郊では離農者が多く、遊休地が増大している。これを有効活用するため、魅力ある貸農園を作り、定年退職者などの就農希望者を受け入れるとともに、行政に働きかけ、家庭の生ごみを貸農園のたい肥として活用するシステムを構築し環境負荷を軽減させるとともに、余った野菜を産直で販売できる方法も考える。
 このためには、農業指導員を配置し、貸農園のルールを定め、施設もトイレ、シャワーなどを完備し就農希望者が楽しんで就農できるような方策を講ずる。
④ 摘み取り農園
 ブルーベリー、ラズベリー、ミニトマトなど都市近郊での摘み取り農園は収穫の手間を省き、収入を得るなど一石二鳥の都市近郊農業の形態である。
とのお話がありました。

最初の視察先 ㈲小久井農場 岡崎市岡町 代表者 小久井正秋さん(左側)です。
















早速、直売場の視察、自社商品の他、地元の農家の産品も名前入りで展示してあります。
















メーンの商品が米なので品揃えも豊富です。
















大豆の生産にも力を入れ、味噌も作って販売しています。
















3階の会議室で、農場の概要を説明していただきました。
テレビ局各社が放映した映像も見せていただきました。
320ヘクタールという広大な農地はほとんどが近隣農家から借り入れたもの、後継者のいない農家の水田を借入れて地元の農業を守っておられるそうです。
羨ましいのは、4人の兄弟姉妹が全員父親の農業を手伝っていること、親の背中を見て自然に父親の経営を引き継ぐようになったそうです。
パンフレットに
”人を育て心を育てる”
人の思いやる心、有難うございますという感謝の心、すみませんという反省の心を他人に対してもち、相手の立場に立って物事を考え、自分の行動に責任を持てる心を育てます。
”こだわり”
健康な土壌で育った健康な作物を生産します。
そして、「安全・安心でおいしい」は当然のこと「一度食べたら忘れない味」を目指します。
とありました。
















次に向かったのが、大府市のげんきの里です。
三枝教授は、移動中の車中で、小久井農園の感想を受講者の発表させ、それぞれの感想にコメントをされ時間を有効に使った課外授業を行われました。
”げんきの里”では自由見学と昼食です。
売り場面積も国内最大だそうで、他に食堂、ファーストフード店、魚屋、温泉、足湯、体験農場などあらゆる施設が網羅されています。
















珍しい野菜も沢山ありました。
















昼食をすませ、にいみ農園に向かいます。ここはミニトマトの専門農園だそうです。
中央が新見社長、左が三枝教授、右が講習担当者の松尾さんです。
とても爽やかな感じの社長さんです。
















トマトの苗、芽かきした側枝をウレタンの培地に挿し、苗を育てるそうです。
使用する側枝は生育の良いトマトの枝を選んで切り取り使いますが、欠点は病気などがそのまま伝染すること、苗が不揃いになることだそうです。
















水耕栽培の液肥と水を供給する 装置です。根の水分などを自動的に感知し自動で給水するシステムが取られているそうです。
















 水耕栽培の根の部分、水が流れる空間しかありません。企業秘密も惜しみなく公開していただけます。
















収穫前のミニトマト、完熟したものだけ摘み取るそうです。
















玉は不揃いですが、社長曰く「うちのミニトマトは食卓の主役ではありません。脇役に徹すれば玉が不揃いでもお客様のご理解は得られます」とのこと。なるほど!
















収穫されたミニトマトです。
農作業にはパート従業員を雇用しているが、人によって作業能力にバラツキがあり、それぞれの作業工程で結果を数値化し、従業員の教育に役立てておられるそうです。
このため、従業員の能力差が少なくなり効率のよい農作業が可能になったそうです。
















にいみ農園でも、従業員の方々が笑顔で迎えていただき爽やかな気分で視察を終えることが出来ました。
有難うございました。
文責 与太郎















10月18日6次産業化推進人材育成講習 企業視察

10月18日19日の授業は6次産業関連の企業視察です。
早朝08:30豊橋駅前集合で技科大手配のバスで見学先に向かいました。
最初の視察先は豊橋市中原町にある「日本フード㈱」です。
この企業はご存じ井村屋㈱のグループ企業で、作っている製品は、レトルト食品、スパウチを呼ばれるゼリー飲料、カップスープ、アイス製品です。
視察の目的は、食品加工現場の衛生管理の現状です。
最初に森井英行社長から「品質管理に頑張っている現場を見てほしい」と挨拶がありました。
















工場内を見学するには、健康状態のチックシートで体調を報告し、ツナギの白衣に着替え、靴カバーを付け、頭にキャップをかぶり、工場への出入りはエアーで埃を吹き飛ばし、手を消毒し、入退出時間を記載して入ります。
工場内は撮影禁止ですので、写真はここまで、工場では自社製品だけでなくOEM製品も多数生産しています。
見学コースがあるわけではないので、生産現場に入りますが、従業員の皆さんが笑顔で挨拶していただき感激しました。徹底した衛生管理の現場を見て「ここまでするのか」と一同びっくり!
最後に、もなかアイスを試食させていただき、暑さから解放、されました。


次に訪れたのが浜松市西区にある、㈱知久 総菜屋さんです。
ここでは、約半分の野菜を自社生産し、専用の加工工場と、直販店を経営しています。
最初に、本社を訪れ100円の惣菜盛り合わせ弁当をいただきました。
お弁当の中身です。
担当者の方が、エビはマレーシアから特別に養殖したものを皮つきで輸入していること、ポテトの皮は調理直前に剥き、できるだけ手料理の味に近づける努力をしていること、フライにするパン粉はパンを焼いてもらい工場でパン粉を作るなど、それぞれの惣菜についての思い入れを話していただきました。
















 ここでも、白衣に着替え靴カバーとキャップを被り、手を消毒してから工場内を見学します。


この会社は、撮影自由、野菜をカットしている現場です。
ここでも、従業員の方々が笑顔で挨拶していただきました。
















これはゆで卵の皮むき器です。

















これは、サラダドレッシングのカップ詰め作業機
















この機械は焼き鳥の串通し機です。見ていて飽きない機械です。でも、作業は大変そうです。
















当然のことながら、この会社でも食の安全・安心の確保についての心配りがなされています。
野菜の自社生産について伺ったところ、自社生産の野菜については、一流の野菜栽培をめざしているのではなく、野菜栽培の原理原則をきちんと守り、安心して食べていただける野菜を作っていることお答えでした。ここではOEM製品の委託生産はしていないとのこと。
文責与太郎