2013年10月13日日曜日

10月13日6次産業化推進人材育成講座

今日の講座は豊橋技術科学大学キャンパス内で行われました。
豊橋駅から08:59発の科技大前行きバスに乗車、約30分で大学に到着しました。
大学の構内にバス停があります。
そこから、広大なキャンパスを歩いてF棟9階の教室へ
講師の先生は 名古屋大学名誉教授 竹内裕之講師
”物質・エネルギー利用型&提供型地域資源利用論”です。
















先ず、我が国とEU諸国との再生可能エネルギーの比較
ドイツ 19.9%に対し 日本 1.6%しかも、殆どが太陽光
バイオマスの賦存量では、林地残材、農作物非食用部のほとんど未利用、EUの各空港では、航空機の離陸時の燃料の1割は非鉱油を使用することなど厳しい規制が敷かれている。
取り組みの本気度が違う。
わが国でも砂漠に南陽アブラギリを植林し種子から油を取り航空燃料にする取り組みが成され始めた。日本のマスコミはこういった現状を知らないのか全く報道しない。
国内でも先進的な地域で様々な取組がなされている。
三重県多気町の立梅用水では、用水の水を使った小規模水力発電を地元の人が設置しメンテもその地区で行っている。
ドイツの例では、耕作放棄地に地元の人が金を出し合い、政府の補助も受けながら会社を設立し、”村の金は村に落とす”をモットーに太陽光発電を設置しその自給率は475%である。
また、家畜の糞尿を利用しメタンガスを作り、地区暖房に活用している。
山形県では、木質ペレットなどを間伐材を使い燃料にするとともに、ダムの流木を堆肥に加工して畑作に利用している。
サービス提供型の地域資源は「環境保全も大切な地域資源」と位置づけ地域の自主的な活動を継続性をもって景観保護や地域の活性化に向けた取り組みが各地で取り組まれている。
という内容の講義でした。

午後の授業は”植物工場の見学””河合果樹園の見学”に行きました。
植物工場は、豊橋市西幸町の IGHプロジェクトのトマト工場
入場に際し、靴カバーを付け、荷物をおろし、手を消毒して場内に入りました。
トマト工場の内部です。
















トマト工場の空気の取り入れ口、水を含んだフィルターを通し、温度調節をしています。
















根の部分、水と肥料と酸素はホースを通って根元に送られています。
このトマトは昨年7月に植えられたもの、すでに14メートルは越えているそうです。
培地はヤシがら、全て上から吊るされています。
















花粉を交配するハッチ君たち、砂糖水をのんでいるのかな?
















このような装置を使って吊り下げられています。
















栽培方法はオランダ方式を取り入れながら、日本に実情に合うようアレンジして、全てコンピュータ制御で動かしているものの、オランダより季節変動が激しいので細心の注意を払いながら管理されています。
現在、収穫量は年間40トン、オランダは60トン、一般の温室では20トン、目標は年50トンだそうです。
















日照不足はLEDで補完しています。
















続いて、河合果樹園の見学、社長の河合浩樹さんから説明を受けます。
















無農薬有機栽培の温室レモン、有機JASで認められた農薬も使っていないそうです。
















このような鉢で栽培しています。
















続いて露地栽培のレモン、微生物の働きを活用して減農薬栽培をしているそうです。
















蚊の歓迎を受けながら熱心に見学しています。

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