2013年9月7日土曜日

9月5日課外事業

今日は百合草宴会部長企画による”裏木曽研修ツアー”が行われました。
研修先は
中津川市落合 落合土建㈱が運営する 七ッ平高原ファームです。
この農園は有機無農薬野菜を生産し、特産店への出品やオアシス21オーガニックファーマーズ朝市やナナチャンストリート、オーガニック夕ぐれ市への定期出店など6次産業化の旗手として活躍しておられる企業です。
08:20それぞれの集合場所から出発、09:30中央道恵那サービスエリア集合、10:15研修会場という行程です。
最初に、七ッ平ファームの農場長太田誠さんから、概要説明がありました。
当農園は、地の利を生かした有機無農薬栽培を行っている。
とはいうものの、トマトなどは市販の消毒された種子は使っている。
農地は、土建業の特技を生かした、耕作放棄地の開墾による圃場の確保、有機肥料は土地の物を生かした鶏糞、シイタケ栽培の廃材ほだ木、もみ殻、もみ殻燻炭、竹・木材チップ(スギ、ヒノキを除く)、米ぬか、クリの皮と渋皮など身近で手に入る物を使って循環型農業を行っている。
朝市などへの定期参加ではメインの野菜と季節の野菜と分けて出し、メインの野菜は玉ねぎとジャガイモ、玉ねぎは赤玉ねぎも混ぜジャガイモはキタアカリ、インカの目覚めなど店頭にあまりない品物を出している。
値段も6月には2個100円のタマネギも今では2個130円で売れる。そのほかに名古屋と季節の差を利用して出荷の最盛期をずらして市場に出すことにより、高い値段が付くようにしている。
季節の野菜ではオーガニック野菜7点セットなど工夫して市場に出している。
トマトでも完熟で出せる品種を選定し美味しい物を供給している。
加工食品はアジメ胡椒や漬物など開発し販売している。

堆肥作りはいろいろと研究し、土地のものを利用し循環型農業を行うとともに、マルチによる土壌消毒を行っている。害虫対策には1ミリ目の防虫ネット、不織布、寒冷紗などを使っている。
一番困るのはモグラ対策、今のところ抜本的な対策は無い。
獣害対策(イノシシ)には電機柵(バッテリー)を使っている。

水利は谷川の水を引いて使っている。水圧は落差を利用して散水、ポンプは使用していない。

朝市への出店は7年前から行っているが、最初から今のような状態だったわけでなく、ここにいらっしゃる吉野さんの指導を受けるなど、みんなで朝市を育てていった結果だったと考えている。
後を振り返らない性格なので、苦労したなどと思ったことはない。
(若々しい御年72歳の青年です!)
















メモをとりながら真剣に耳を傾ける受講生です。
15名の方が参加されました。


続いて太田さんから手配していただいた、岐阜県の6次産業化プランナー石川美津美さんから”6次産業計画の認定要件”について詳しい説明がありました。
県の担当部署に電話をすればプランナーが駆けつけ、詳しい説明と申請手続きをしていただけるそうです。
愛知県の場合は東海農政局HPから入って問い合わせれば同じように力になってくれると思います。

続いて、オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村村長 よしのたかこさんから「朝市への参加について」お話がありました。
簡単明瞭「関心のある方は一度朝市を見に来てください。」
始めるなら先ず行動に移せ!
ということでしょうか。
クドクドと内容説明があるより分かりやすい♥


農場見学です。

(写真削除)



「村長」という呼び名がぴったりのよしのさんです。


集合写真です。
皆さんご苦労様でした。
後半も頑張りましょう!
















この後、みんなで付知のおんぼいの湯で昼食をいただき、解散しました。

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