2016年1月23日土曜日

1月23日与太郎農園日記 植マネ講習

今日の授業は、三枝正彦特任教授の”土壌・植物栄養学”の講義です。
三枝特任教授は、今年度をもって豊橋技術科学大学を退官される予定で、今日の講義は一段と熱が入ります。

















冒頭「科学とは」「学問とは」「学問と勉強」「科学者になるには」というむつかしいお話から
科学とは!
知識や学問のこと、体系的な学問一般を指す。社会科学、自然科学などに分類される。狭義には自然科学のみを指す場合も
学問とは!
文化の一つで、系統的、体系的知見の総体である。学問の専門家を学者と呼ぶ。
学問と勉強!
学問は、問い学ぶこと、勉強は強いて勉めること。勉強は苦痛だが、問い学ぶことは誰でもできる。
科学者になるには!
朝永振一郎先生
ふしぎたと思うこと。よく観察して確かめそして考えること。そして最後に謎がとける。そしてこれらを発表すること。
アインシュタイン
大切なのは質問することをやめないことです。好奇心はそれ自体存在する根拠があつのです。また好奇心に必須のなものは自由であること。
江崎玲於奈博士
新しい研究分野を開拓すれば二流の学者でも一流の論文が書ける。
企業においても新分野を開拓すれば二流の経営者でも生き延びる。
偶然による科学上の大発見をセレンディビリティと呼ぶ
白川英樹~触媒の量を間違って導電性高分子を発見
フレミング~シャーレの蓋を閉め忘れてぺニシリンを発見
中山伸弥~動脈硬化を治そうとしたらモルモットが肝臓がんになりIPS細胞へ
などなど
失敗の原因を突き止めること、異常だと気づく観察眼が大発見に結びつく。

農業も異文化と融合すれば地域文化の振興や地域の活性化が可能!
植物工場の研究ににも農業者が入らなければ、科学者だけでは成功しない!
という、ありがたいお話がありました。

授業の内容は
1 命を育む土壌の科学
(!)世界の食糧生産と日本の農業
(2)土と土壌(世界の、日本の、そして渥美の)
(3)土壌の物理性と作物の生育、団粒構造とは
(4)土壌の化学性と作物の生育
(5)土壌の生物性と作物の生育:土壌微生物の多様性
(6)作物生育に対する肥料の役割:化学肥料と有機肥料
(7)施設栽培培地の特性と診断
の授業を受けました。

課題研究は
インターネットから自分に関心のある土を調べて書きなさい。
1)その土を選んだ理由
2)その土の現状
3)その土をどう利用したらよいか。
4)引用サイトおよび文献
締め切り1月29日まで

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