2016年3月7日月曜日

与太郎農園日記 植マネ講座 農業経営学 竹谷裕之教授

教室講義最後の科目”農業経営学”6次化講義でもおなじみの先生です。
講義の構成は
農業を経営するとは何か
農業経営の目的は何か
農業する際の生産管理・経営管理指標
農業経営にかかる費用
農業経営部門は一つか複数か
農業は一次産業か
農業経営の法人化
農業経営は他の営業とどう関わるか
農業経営は地域資源づくりにどう関わるか
という内容です。
1農業を経営するとは何か
 工業経営と農業の違いは、自然環境などに支配されることが多く、想定通りに作物ができないリスクを考慮しなければなならない。技術、自然、市場、政策、社会の組み合わせ、サイクルシステム(生産、流通、消費、廃棄)、農業現場の課題、統計的手法の活用、農業経営学の理論など総合的な視点と課題解決能力が求められる。
2農業経営の目的
 農業は、実質国民福祉を提供する。私的利益+社会的便益-社会的費用の最大化。生命系産業の経営により多面的機能を発揮するもの。地域社会・食文化を支える。環境保全など市場で取引できない重要な要素を担っている。
 生態系は買えるか?春の小川は市場で取引できるか?家族や地域の共同性は買えるか?
地域住民、国、自治体がこのことを理解しなければ農業は減少し弱っていく!
3農業する際の生産管理・経営管理指標
 社会的費用、社会的便益を導入した指標づくり。生活論理を導入した指標づくりを考える。
4農業経営にかかる費用
 食料・農業・農村基本法には「農業の自然循環機能(農業生産活動が自然界における生物を介在する物質の循環に依存し、かつ、これらを促進する機能)が維持増進されることにより、その持続的発展はかられなければならい。」と明記され、この基本に立ち返って農業経営にかかる費用を考える。
5農業経営部門は一つか複数か
 経営の専門化、基幹部門と副次的部門(複合化)、複合化の手段(生産物等の利用・労働利用・土地利用・機械利用・流通利用の共同化、6次化)
以下は、3月13日の授業となります。
むつかしいですね😿


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