2013年11月27日水曜日

11月27日農業実習&講義

風もなく、実習時には汗が出るほどの陽気でした。
今日の実習は、ナスの撤去作業
ナスの支柱を取り払い、残渣を片付けています。



作業後の光景!支柱は泥を落とし、束ねて来年直ぐに使えるように保管します。
その他、ブロッコリー、レタス、白菜、二十日大根、ミズナなど収穫しました。



午後は、教場で”農業経営の基礎”について、中小企業診断士 神谷正仁先生による講義がありました。
先生は、安城市に事務所を構えられ、名古屋市中区丸の内にある(独)中小企業基盤整備機構中部本部で相談業務にも担当されているお方です。
講義の初めに
「皆さんが5年後にどんな事業をやりたいか文字にして書いてみてください。」といわれ
有限&有言の目標を持たないと事業は始められない。
と、ガーンと一発!決めてから。

1 事業経営とは
 儲からない商売はやらない。儲け続けられなければ事業経営は成り立たない。
2 事業経営の基本
 昔は企業が顧客を選ぶ時代であったが、今は顧客が企業を選ぶ時代。客の都合に合わせた商売をしないといけない。
 お客様が満足していただくためには=商品×サービス×イメージ という構造になっている。
商品は顧客の望むものでなければならないし、それに伴う言葉づかい、接客態度などに加え、売る側のイメージが良くなければならない。
3 魅力ある農業にするためには
 客の望む商品を提供し続けるとともに、企業側の持っているものを積極的に発信し続けなければならない。企業経営に当たっては”誰の””どのような役に”立とうとしているか、という企業理念を明確にすること。
4 我々が目指すべき経営者像
 昔から言われていることであるが
 経営者には、4っの職業を持つ気配りが必要である。
 医者としての気配り~健康、従業員やお客を気遣うやさしさ
 役者としての気配り~客にも取引先へも嫌なことは伝えない気配り
 芸者としての気配り~相手に言綾な思いをさせない、楽しませる気配り
 易者としての気配り~相手が何を求めているか察する能力
である。
 次に、計数感覚について
 売上高-経費=利益 という計数上の管理は大切であるが、事業継続を維持するのに必要な売上高の定め、それが実現できる経営計画を持つこと。
 それには、経費+利益=売上高 という見方を養うことが重要である。
 販売能力向上のために、客の欲しがる商品開発を行い、買い手の視点に立った販促を行わなければならない。
 自社の商品開発は客の求める価値と、競業他社が提供できない範囲を見定め、そこをターゲットとすることが事業成功のカギである。(バリュープロポジション)
(文責与太郎)

 

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