2013年12月16日月曜日

12月2日農産物加工実習と12月11日施肥設計について

間が空きましたが投稿を再開します。
内容は
12月2日の農産物加工実習と12月11日施肥設計について2回分一挙公開です。
加工実習の講師は
愛知県豊川市萩町下大田面 漬物本舗 道長
の 石川孝子さんご夫婦です。
















右がご主人、左が奥さまです。
漬物本舗 道長 のこだわりは
旬の野菜を美味しい時期に、地元野菜を使用した地産地消、遺伝子組み換え食品不使用、添加物・化学調味料不使用 だそうです。
使用する調味料は、ベトナムのカンホア塩、黒潮町のソルトビュー、みりんは碧南の角谷文次郎店製、白たまりは碧南の日東醸造製、豆味噌等は武豊町のカクトウ醸造製、粗糖は鹿児島の進行糖業製、グラニュー糖はホクレン製だそうです。
加工実習は、なます、五色漬け、ナスの辛子漬け、ハクサイ漬けです。
なます
ダイコン1㎏、ニンジン100g、柿少々、塩15g、みりん65g、ピートグラニュー糖130g、米酢110g、水50g
①ダイコンと人参の皮を剥く②ダイコンと人参をせん切りにする③25キロの塩をまんべんなく混ぜ込む⑤重石をかけて漬ける⑥漬けあがったら原材料の二分の一の甘酢で漬ける(このとき皮を剥いた柿を刻んで入れる)⑦一日で完成
コツは、塩を混ぜ合わせるときに揉まないこと。塩は原材料の3%
作り方は簡単
原材料を洗浄し皮を剥くなどして適当な適当な大きさに刻む。塩を混ぜ合わせ重石をかけて一日で完成!
塩の分量さえ間違えなければすべて適当なのが与太郎向け
なすの辛子漬け
原料のナス(農大圃場製)の出来ばえが悪く、あまり美味しくないので省略します。
ハクサイ漬け
ハクサイの切り方と塩の振り方がコツ
ハクサイを洗浄し、汚れた葉を取り除き、上部の青い部分をちぎり取る(色の付いた部分は、ハクサイ自身が虫から防御するため虫の嫌いな物質を出して色を変えているそうで、虫の嫌いな味は人間も嫌いな味だそうです。知らんかった!)
ハクサイは四等分し、芯を取り除き、更に硬い部分に包丁を2か所入れ塩の浸透を良くする。
根元の方に塩(材料の3%)を多く振りながら漬け込む(本来ならば1週間ほど干してから漬け込む。ここでは省略)、重石の目方に水揚げが違うが、3%食塩水を呼び水として全体にかけると失敗がない。のだそうです。
その場でなますと五色漬けを試食しましたが、とても良い出来でした♥
後日談
豊橋の6次産業推進人材育成講習で”道長”のパンフが教材の中に混ざっていて、整理したいたところ、隣の席の”村井ゆかりさん”が「なんでこれ持ってるの!このパンフ私がデザインしたの」世の中狭いですね。

12月11日 施肥設計
中村教官の授業で、圃場に肥料を施用する基準について講義がありました。
作物により必要とする成分量が違う
作物別の窒素N・リン酸P・カリK10a当たりの施肥基準表により説明
例 ナス N44㎏、P23㎏、K42㎏必要
次に、肥料成分の見方
肥料袋に 8-8-8 とか 16-0-16 などの表示があるが、この数字は肥料の中にN・P・Kが含まれている割合を記載したもので8-8-8の場合はNPKが8%ずつ含まれていることを表している。
重さ20キロの肥料袋の中には、8×0.08=1.2kg含まれている。
”ナス”を例にとれば、N44、P23、K42 ㎏が一作で必要であるが、施肥は元肥、追肥に分けて与える。施肥の分量は元肥が6割、追肥が4割に分けるのが基本である(作物によって異なる)
施肥量については、愛知県のHPで基準が示されている。”農作物の施肥基準”で検索すること。
しかし、あくまで基準であり、それぞれの畑で状態が違うので、農協やホームセンターなどで、土壌診断を行ってもらい、現在のどれだけの成分が残留しているか計測したうえで施肥設計を行うこと。
あと少しで卒業です。頑張りましょう!

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