2013年11月10日日曜日

11月9日6次産業化推進人材育成研修

今日からは、新たなパート「経営・マーケティング基本論」の研修です。
トップバッターは
財務会計ⅠⅡ、講師は三菱創業研究所主任研究員 宮崎 昌講師
教室は、豊鉄ターミナルホテル9階展望会議室です。
この授業の主眼は
1 事業の収益性を試算する方法として”損益分岐点の計算方法”を理解し使ってみること
2 損益分岐点を理解する準備として”原価計算”の枠組みを理解する
3 資金繰りの基本的な考え方を理解する
の3点です。
先ず原価について
原価の中身は燃料代など営業量の増減に比例して増減するもの~変動費
土地代など営業量が増減しても変化しないもの~固定費
電気代の基本料金などのように操業がゼロになっても一定額が発生するもの~準変動費
人件費など、一定水準を超えると増加する費用~準固定費
これが原価の中身です。
これを元にして損益分岐点(どれだけ売れば採算が取れるか)を計算します。
例 ある商品を100円で販売した。これにかかる変動費は40円、固定費15万円、販売価格100円-変動費40円=限界利益60円、の場合、何個売れば採算が取れるか?
(100×40)X=15万円 X=2500個
答えは「2500個売れば採算が取れる」ことになります。
この場合、販売価格100円に対し変動費が40円あり残りの60円が1個販売するたびに60円の固定費回収に貢献している。これを”限界利益”(marginal)と言います。
原価管理で粗利を計算するには
売上-変動費=限界利益率 限界利益率-固定費=粗利 粗利を増やすにはどの費用を改善すればよいかなど、経営判断に役立てることができる。。
次に、事業計画評価を行い、勘定合って銭足らず になない経営を行うこと。
午前中の2次元で超特急の財務会計の概略を講義していただきました。
















午後の授業は
㈲竹内総合研究所所長 竹内一浩講師による
経営管理パート
経営理念 組織経営者論です。
竹内先生は、主に知多半島を中心に、耕作放棄地等を利用した資源緑肥作物栽培などの指導にあたっておられるそうで、企業名は㈱アグメント、㈱アゴエコファームなどだそうです。


このパートでは、企業にとって経営理念の確立がなぜ必要か、農業における経営理念とは、経営理念は常にPDCAを繰り返し理念を磨く努力を怠ってはならない。と力説されました。
続いて、経営者のリーダーシップ、組織経営と地域ネットワーク形成についての講義の後
次に、各班に分かれ、事業戦略・事業環境、業界分析の演習を行いました。
A班は天竜林材構想、B班は頑固キャベツ農園構想、C班はイチゴ戦略、D班は農家レストラン構想、E班は市民農園構想、F班はブルーベリー園構想の発表があり、慣れない演習に発表者は汗びっしょりでした。右端が竹内先生です。

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