急遽予定変更
1 県農大の運動会などの行事があるので環境整備(草むしりなど)とアンドンの清掃
2 収穫調整
3 特別講義 林教官 病原体の伝染と侵入経路について
です。
管理棟の周囲は見違えるようにきれいになりました。ゴーヤの日除けも撤去
資材置き場に洗濯したアンドンを干しています。
環境整理が終了後、ナス、ピーマン、オクラの収穫を行いました。
台風の影響で、ナスの皮が傷つき半分は廃棄処分となりました。
作業終了後10:30から、林教官の臨時授業「病原体の伝染と侵入経路」について
導入
先回の授業で講義をした、病気は主因、素因、誘因の三要素が揃ったとき発病する。
逆に、このうち一つでも欠ければ発病はしない。ということを思い出してほしい。
(主因~病原体、素因~作物の素質、誘因~環境要因である。
ということで、病原体の伝染と侵入経路を知ることが防除のポイントであることがわかる。
伝染経路
病原体の伝染方法は6つある。
1 種子伝染~病原体が種子や苗に混入、付着、内部潜伏などにより伝染、
今の種子は、殆どが薬剤処理や乾熱処理がしてあり、種子から伝染する心配はほとんどない。苗からも成長点培養と言って成長点にはウイルスは付着しない。
2 土壌伝染~病気により枯死した作物と一緒に土壌に残ったり、土壌中に生存し根から侵入する。硫黄病やネコブ病に強い種子が開発され、前者はYR○○、後者はCR○○と名前が付いている。YRはイエローレジスタンス、後者はプラグルートレジスタンスと呼ぶ。
3 風媒伝染~病原体の胞子が風によって運ばれ他の作物に付着し感染する。ベト病、うどんこ病、などカビ菌が殆ど
4 水媒伝染~雨水、灌漑水などに運ばれ感染する。エキ病、炭素病など雨のあとに発生する。
5 虫媒伝染~病原体を昆虫が運び感染、タバココナジラミ、アブラムシなど、ウイルスに感染すると対処方法は抜いて捨てる以外にない。
6 接触伝染~人が作業中に体に付着し汁液で感染、作業が済んから感染した作物を抜き取り処分する。作業の前には触らない。
素因について~病気に強い品種がある、カボチャと夕顔接ぎ木の台木に使われている。
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