2013年8月30日金曜日

8月30日農業実習

はじめに土屋教官からお話がありました。
9月11日加工実習について
午前中に本館2階の加工室で行う、加工実習は”キッシュ”作り。
パイ生地に野菜を乗せた西洋料理、泥の付いた服では参加しない。髪が入らないようにバンダナをすること。爪をきれいに。
班ごとにチームで作る。
12月に行う加工実習
つけもの(人参、ダイコン、ハクサイなど)



中村教官からの実習指示
圃場の割り付け作業
(作付図配布)
圃場の計測と目印のポールを立てる作業
元肥計測と袋詰め(各畝)
ダイコン用~アミノベスト8 4㎏
ニンジン用~アミノベスト8 4㎏、ようりん 400g
畝たて作業
ニンジン・ハクサイ畝を作る。
播種
ニンジンの播種~二条撒き、コーティング種子

圃場を計測し目印のポールを立ててゆきます。



ニンジンの畝たて作業、2班の仕事は確実で早い!

パイプで撒き溝を作ります。
















コーティング種子を1㎝間隔に播種してゆきます。



種子が乾燥しないよう十分に土を湿らせ、その上にもみ殻を被せて行きます。
発芽しにくい人参の芽が出るには乾かさないことがコツだそうです。
作業が遅れがちな他班の応援も見慣れた風景になりました。



トレーに播種したハクサイなどが芽を出し始めています。育苗ミスト室ですくすくと育っています。
















前回講義の土壌診断システムについて、4班の杉浦研修生がCDにコピーし、各班2枚ずつ配布していただきました。ありがとうございました。

百合草宴会部長より、9月5日の中津川市落合土建七ツ平高原農場視察の計画表が配布されました。3台の車に分乗して10:30~12:00まで見学、昼食は付知温泉おんぼいの湯です。よろしくお願いします。
二班全員下校時にコンビニに寄り買い食い、ハロハロが美味しい♥団結力抜群!

2013年8月28日水曜日

8月28日農業実習&講義

一気に秋です。
日差しは強いですが風はさわやか、今日の実習はハクサイの播種、除草、収穫調整です。
午後は北村先生の”施肥について”の講義があります。
ハクサイの播種は72穴トレー6枚にハクサイのコーティング種子2種類(黄ごごろ、無双)を撒きます。用土に湿り気を与えます。
















トレーに一粒ずつ深さ5ミリ に丁寧に撒きます。コーティング種子なので扱いやすい。
















キャベツなどと同じように新聞紙マルチをして潅水し室内の冷暗所で発芽を待ちます。
















圃場では除草作業にかかります。
















本多先生に呼ばれ行ってみると「これがオオタバコガです。」といってナスの中に入り込んでいる虫を見せていただきました。 オオタバコガは危険が迫っていることに全く無頓着、一生懸命にナスを食べています。哀れになり”助けてあげましょうよ”と残渣置場に捨てました。
前回に、フェニックス2000倍液で消毒したのに生きていたんですねえ。ご立派!
















ナス畝の南側は野芝の勢力範囲、どんどんと畑に侵攻してきます。
防衛ラインを南に広げないと一生懸命に野芝と戦います。















雑草天国だったオクラとサツマイモ畝もきれいに除草、見違えるような畑になりました。
















中村教官から病気のサンプルを使った学習、糸状菌(カビによる立ち枯れ)によるものと診断され、即刻土ごと撤去、他の株への伝染を防ぎます。

















 午後は、北村秀教先生による”施肥について”の講義です。
















先ず、肥料の種類から
単肥(硫安・尿素など)複合肥料(化成肥料など)有機質肥料、堆肥などの特殊肥料
また、肥料取締法による分類などの説明がありました。

肥料が効くということはどういうことか?
☆土の中に養分があり
☆養分が水に溶け
☆健全な根に養分が届き
☆吸収すること
養分が水に溶けた状態を表す値が電気伝導度(E/C)、値=1が標準でmS/cmで表す。

肥料の効き方
肥料には水に溶けやすいものと溶けにくいものがある。
  溶けやすいもの~硫安、硫化カリなど
  溶けにくいもの~苦土石灰、石膏など
リン酸などは土の中で溶けにくい形に変化するものがある。
肥料には土の中で微生物に分解されから効くものがある
  油粕、米ぬか、骨粉など
どれも、最終的には水に溶けて吸収される

土の中の窒素の動きは微生物活動に大きく左右される
 土壌の中には約一億の微生物が存在する。窒素はアンモニア態窒素から硝酸態窒素への変化は速やかに進み、アンモニア態窒素は土壌に吸着せれ硝酸態窒素は土壌に吸着されない。余分な窒素は水と共に流れる。速効性肥料の無機質窒素は肥効が短く有機質肥料のそれは長続きする。

土壌中でのリン酸の働き
リン酸は土壌中では水に流されたせず土中に残留する。根が届く場所でないと吸収されない。

土壌中でのカリの働き
水に溶けた成分と土壌に吸着された成分は作物に利用可能、土中では溶解、吸着、沈殿が絶えず行われ平衡状態が保たれている。
余分な窒素があるとそれに連れていかれる形で流失し土壌酸性化の原因になる。

温度により肥料の効き方が違う
夏と冬とでは効き方が違う。効果的な時期に効果的な施肥をすること。

施肥計画
行政では肥料による環境汚染などを防止するため施肥基準を示して農家を指導している。
愛知県では、先の授業で示した施肥基準を公開し利用できるようにしているのでこの基準を守ること。古い農家では前例踏襲型が多いが改めていただきたい。
(前回の北村先生の講義で当HPのURLを記載してあります。愛知県農林水産部農業経営課)

土壌窒素⇒家畜糞尿堆肥で足りない窒素を緩効性肥料で補う。
栄養分補給の原則
☆土の中に十分ある養分はやらない
☆土から、堆肥からの養分供給量を考えて
☆作物が必要な時期に必要なだけ与える努力を
☆何よりも肥料を吸える健全な根を張らせることが大切

最後に、北村先生などが作られた土診プログラムについて操作方法の説明がありました。
(前回の授業で北村先生のHPが紹介してあります。)
土壌診断を行う圃場の基礎データーを入力
レーダーチャートを作成し、足らない項目を抽出
肥料の種類を選び、分量を入力しレーダーチャートに反映する
過不足分を再度入力し正しいレーダーチャートを作成
温度のデータを入力
作物毎の施肥計画を作る。基礎データ参照
データ分析はエクセルのマクロ機能を使用している。
(この土診プログラムを作る際の秘話?など披露!)

という内容でした。



2013年8月23日金曜日

8月23日農業実習

予報では今夜あたり雨に恵まれそうですが、農場は朝からカンカン照り、風もなく蒸し暑い。実習を前に土屋教官からお言葉
授業予定について
作業が進んでいるので月曜日は休講します。
28日は午後、肥料と施肥設計
9月4日午後、秋野菜作りの基礎
次の講義は午前中に加工実習~キッシュの作り方
生産物の味覚について
スイカの味が非常にお粗末であった。出来具合などについてお互いに意見交換してより良い野菜作りに努めてほしい。

作業説明~中村教官
本日は収穫作業先に行い、あとから害虫防除作業をします。時間があればラッカセイ畝の除草と土寄せをします。
害虫防除に使う農薬はフェニックス2000倍液を使います。
いつもと違い収穫作業から始めました。
















 堆肥撒きした圃場では中村教官がトラクターで耕転作業を行っています。
















農薬散布はこのいでたち、完全防除体制で臨みます。
















各班の代表者が農薬散布に、2班からはガハハのイノッチーが班長として御自ら参加です。
















予定通り作業が進み、ラッカセイ畝の土寄せもきれいに完成!
















下校時に2班全員、秘密のアジトでかき氷を食べながら9月5日の中津川市落合土建の七ツ平高原ファームの見学について検討しました。
参加者は14名、経路、実習内容などについて細かく打ち合わせを行いました。
途中から、近藤先生、本多先生も参加されました。
よろしくお願いします。


2013年8月21日水曜日

8月21日農業実習と講義(土の話と土作り)

ブロッコリーとキャベツを植え付けるための整備作業を行いました。
内容は、堆肥3・5tと炭酸苦土石灰20k5袋を圃場に散布しました。
臭い、広い!
















続いて、ナス・ピーマンの収穫作業 、ラッカセイの除草と一気に作業を進め、午前中の予定を無事完了!あとは居眠りをしないように午後の授業に備えます。
昼食時に本多先生から「不人気のシシトウの料理方法」の紹介がありました。
レシピを記します。
シシトウ1・6キロ、砂糖・みりん・醤油各140cc
シシトウを洗い、種を抜き鍋にかけ煮付ける。味を良くしみこませるために調味料を3回に分けて入れながらゆっくりと煮込む!
試食しましたが適当な辛さになりグットでした♥
















午後の授業は、本校農学科北村秀教教授
内容は「土の話と土作り」
冒頭、農環研ニュースの巻頭言 土を大切にする心 長谷部亮理事の言葉を引用しながら、作物が育てられる農地が地球上でいかに少ないか!地球の皮膚にたとえられる豊かな表土がいかに酷使され浪費されてきたか!ルーズベルトの言葉「土を損なう国は、国自体を損なうことになる」とかけがえのない公共財産であり、世代にまたがる資源を保全し次世代に引き継いでいくことの重要性を強調されました。
1 農耕地の現状
地球を1個のリンゴに例えると、皮の厚さに相当する皮の厚さは60ミクロン、その皮の一万分の1しかない。地球の人口は増え続けるが農地は全く増えていない。
マルサス(人口論を著した)は「食糧の供給は人口の増加に追いつかない」と予測した。アフリカをはじめ世界各地で飢餓が進んでいる。穀物生産量では全世界の食糧を賄えるが豊かな国が家畜の餌に使い食糧の配分に問題を投げかけている。
2 土壌の生成
46億年前創世記の地球はマグマの海で、土壌が表れたのはたった3億年前、森林が出来始めてからである。その後、大陸の移動が行われ、日本列島も中央構造線を境に土壌の性質も変わっている。愛知県の場合は豊川市を境にして南北で地質が分かれている。
土壌の生成は、岩石の風化や生物の腐植集積によって出来上がっており、愛知県の場合安城市は褐色森林土、弥富市ではクライ台地土などそれぞれに特徴のある地質である。
















農業をする場合、自分の土地がどのような生成かを知ることが重要である。
3 土壌の性質
土の性質を知るうえで、土壌の三相(固相~土粒子の組成、液相~土壌に含まれる水分と有効水分、気相~土壌に含まれる空気の量)を知ることが大切であり、植物に適した比率を知ることが重要である。
次に、土壌に含まれる鉱物により植物の生育に必要な陽イオン交換容量を知っておくこと。土壌に含まれる粘土鉱物と腐植のCEC値(イオン交換容量)、これの目安になるPH値(水素イオン濃度)やEC値も参考にすること。
4 土壌の劣化
全世界で砂漠化や森林伐採による土壌の流失、放牧による保水力の低下など土壌の劣化が進んでいる。日本では都市のコンクリート化による土壌のアルカリ化と高塩類化が進んでいる。過去には重金属汚染が深刻であった。
5 よい土作り
愛知県では家畜糞等有機質資材の施用促進を図っている。
(資料では見ずらいので、施用基準の詳細は以下のURLを見てください)
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/05230109yukisitu.pdf
各種有機質資材等の施用基準平成13年3月改定

次に、土壌診断を行うためのソフト開発を行い公開しています。
(内容は以下のURL参照)
http://www001.upp.so-net.ne.jp/hide_kit/tsuchi.htm
きたむらさんちの土作りコーナー

という講義内容でしたが、土壌の三相構造や水分、養分の吸収メカニズムを知っていないと理解しずらい内容でした。
改めて浅学菲才な自分を知り、しょんぼりと帰路に着きました。





2013年8月19日月曜日

8月19日農業実習

お盆休暇明けの授業再開!休暇明けの鈍った体には厳しい日差しが照りつけます。
今日の作業は、午前中キュウリとトマトの棚撤去作業、キュウリとトマトの収穫を行い棚を外してゆきます。
いつも元気なガハハのイノッチーもこの表情です。
















撤去されたキュウリの棚です。
青木さん一人が元気いっぱい!ほかの研修生はポーズを取る余裕なし。


撤去が完了した、キュウリとトマトの圃場です。
トマトとキュウリの根っこを掘り起してから30分の小休止
小休止は農場の日陰に移動してのおしゃべりタイム。
木陰に入るとすぐにみんな元気回復します。
今日は特に早かった、♥結婚のいきさつにつて話題高沸!
特に、Yさんがノリノリで出会いから結婚にいたるまでのいきさつを発表!
出会いのいきさつ
私高校生17歳、彼25歳、彼は路線バスの運転士、高校への通学帰りいつも終点に近くなるとバスの中は私と運転士の彼だけ!お互いに顔見知りになり、いつしか車内が二人きりになると彼の誘いにのって私が運転席のそばに、ある日切符に私の電話番号を書いてそっと彼に♥
電話があった日の感激は今でも忘れません♥
初デートは彼の車で海の見える場所へ♥喫茶店に入り豪華なクリームパフェを二人で食べた♥その美味しかったこと、19歳になって彼からのプロポーズ、クリームパフェのうまさに目がくらみ即座にOK!歳の差を心配した両親を説得し無事結納にこぎつけた。
結婚式
結納を無事終えて式を迎える時には既にお腹にベイビーが、喜びの式が終わり明日は新婚旅行に旅立とうとしたその晩、急激な腹痛が私を襲い我慢できず病院へ!診断の結果”盲腸炎”新婚旅行は何と病室、彼は世間体を気にして周囲には旅行中と思い込ませるため期間中は病院に泊まり込み、波乱万丈の結婚生活がスタートしました。(拍手)
波乱万丈の結婚生活については次回をお楽しみに♥



午後は、収穫と調整作業、ナスの整枝作業の仕上げ、指導員がまだ理解していそうにない研修生を指名し、作業を点検し個別に指導していただきました。もちろん筆者もその中に!
憧れの本多先生に優しく指導していただきました♥




厳しい日差しの中でも熱中症罹患者ゼロ!
頑張りましょう!

2013年8月9日金曜日

8月9日農業実習

予想気温37度、熱中症厳重警戒情報の最中にも関わらず、研修生一同果敢に農業実習に挑戦!しかもスイカ、カボチャ、メロン畑の残渣処理の力技
蔓がからみつき作業は難渋します。
















 だが、見事2時間余りできれいに仕上げました。
後はトラクターで耕起作業を残すのみ。
このほか、午前中にはトマト、キュウリの防鳥テグス・ネットと支柱の撤去、力技が続きます。
予定通りの作業を完遂、見事!見事!
















午後の作業は、収穫・調整作業、明日から1週間お盆休みになるため、念入りな収穫作業と整枝作業が炎天下の中引き続き行われました。
















15時ころ、作業を終えて管理棟に帰る途中農大生3人がマルチの敷設作業を行っていました。
帽子も被らずにいたので「大丈夫か」と声をかけたところ「若いから大丈夫、スポーツドリンクがいくらでも冷えているから」との元気な答え!
歳を感じて一同ギャフン
Vサインに見送られてトボトボと帰路につきました。
















下校時に、ガハハのイノザウルスの引率で2班と他の有志で近くのコンビニのハロハロを食べに、巨峰のハロハロが美味しい♥
話のネタは教官の勤務評定でした(内容は極秘事項です。)
再来週19日から実習再開です。
しかし、盆休みの最中でも水遣りと収穫には当番で実習生が日に1度作業に従事します。
がんばりましょう!

2013年8月7日水曜日

8月7日農業実習

今日の主要作業はブロッコリーとキャベツの播種、128穴トレーを使います。
トレーの大きさは128穴が適当な大きさだそうで、経済効果が最も高い穴数だそうです。
種蒔きの土は、市販の育苗用土を使います。保水性の良いピートモスが混入されているものです。
発芽条件として種子の袋に記載してある発芽条件をよく読んでその通りに播種、育苗します。
発芽条件で大切なのは、温度が最重要、ブロッコリーの場合発芽温度が25℃、キャベツは15~30℃でブロッコリーの発芽条件を維持するには夏場は涼しい場所を選ぶのが必要です。
次に大切な要素は”水”発芽するまで水を切らさないようにしなければなりません。水の蒸発を防ぐため新聞紙を掛けて発芽させます。
発芽にとって光はあまり重要ではなくキャベツ、ブロッコリーは暗い場所でも発芽するそうです。
管理棟でトレーに班ごとに1穴1個ずつ播種してゆきます。
深さ5ミリ、割箸で穴を空け、コーティングされた種子を根気よく、でもガハハのイノッチーは楽しそう!
















播種が終わったトレーは隣の作業小屋に並べて新聞紙を掛け発芽を待ちます。
発芽したらミスト室で双葉まで育苗、更に育苗床に移し本葉まで育てます。
育苗床制作作業は暑い温室の中の作業、若手が従事し、年寄り組は圃場作業に!
トレーの筋上には土が残らないよう、近藤指導員が無言で指で土をぬぐっておられます。
「そこまでしないと良い苗が育たない」と背中が教えています。



圃場では、スイカ、メロン畑の防鳥テグスをネットの撤去作業、背の高い与太郎の得意とするところ。


防鳥ネットは来年も使えるようにきちんと巻いて整理します。


防鳥ネットなど撤去した後は、収穫作業、いつものキュウリ、トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、オクラ、ササゲのほかカボチャを全部収穫しました。
秋物野菜の畝作りのため、9日と盆休み明けの19日は全日作業となるそうです。
暑さに負けず頑張りましょう。

2013年8月6日火曜日

8月5日農業実習

天候は良かったのですが授業開始早々カミナリ、雷神ツッチー
「最近の作業を見ていると無駄話が多い。」「ただでさえ作業が遅れているのにこれ以上遅れるようならお盆休みを返上するしかない。真剣に作業に取り組んでいただきたい。」とキツーイお叱り。
イノッチは「私のこと言われているのかな?ごめんね」
本日の作業は、新しい秋野菜の植え付けのために、スイカの取入れ、トウモロコシ畑の防鳥テグス除去と残渣撤去、除草、防虫ネットの張り直し、収穫調整作業です。
防鳥テグスの撤去は身長の高い研修生が従事します。
















スイカ畑はそれなりの身長の方々が従事します。
















トウモロコシ畑の残渣処理作業、草とトウモロコシの根との格闘!幸い研修生の勝利
















収穫時に割れたスイカを休憩時にいただきます。いつもガハハの明るい農村風景です。
















残渣処理場所の風景、未熟なスイカや大きくなりすぎたキュウリなどの残骸、最初は商品になりにくい大きなキュウリや変形したナスやピーマンを捨てるのに抵抗を感じていましたが、今は全く感じなくなりました。商品にならない農産物は捨てろ!
















収穫したスイカです。 他にまだこの倍はあります。
















本日予定の作業は完遂!
作業終了後、2班のメンバー全員で岡崎市民病院近くの焼肉屋に1800円のサービスランチ、食べ放題60分、手配はもちろん井上洋子研修生、家族でしょっちゅう利用しているそうです。
夏休みとあって、家族連れで満席、その賑わしいこと、個室を予約していたので、ゆっくりと第6次産業化論議に花が咲きました。
行事計画ですが、9月に入ったら中津川の落合土建七ツ平高原農場へ有機無農薬栽培の視察に行くことに決定しました。ご希望の方は井上幹事まで申し込みして下さい。
帰り際に「本多先生はこのあたりに住んでいらっしゃるそうだよ」とのこと♥

















2013年8月2日金曜日

8月2日農業実習

今日は収穫メーンの実習です。
スイカ畑の除草・整枝作業と収穫、トウモロコシ収穫(全部)、ナス、トマトなどすべて収穫中心のメニューです。
トウモロコシは全部の房を収穫し皮むきを行います。
9割は虫のエサ状態でした。
アドマイヤーなど農薬2回施用では無理なのかも?


スイカ畑の様子、スイカ農家の向坂さん(中央)の助力も大きい!
大豊作です。



 棚落ちのスイカを畑で試食!きつい日差しにはもってこいの甘さです♥
















この後、ナス、ピーマン、トマト、キュウリ、シシトウ、オクラ、インゲンと収穫し、予定した作業が終わりました。
慣れてくると計画通りに作業が進んでゆきます。
ガンバレ!新規就農家!
明日は君のものだ♥


2013年8月1日木曜日

7月31日農業実習と授業”新規就農の実際”

晴天でも風があり比較的良い環境で実習が出来ました。
今日の作業は追肥と収穫、調整作業(1・2班)です。
追肥はトマト、ピーマン、ナス、シシトウ、オクラです。通常通り管理機で中耕し追肥溝を掘り施肥後覆土します。

(写真削除)


調整作業では規定の大きさに選別します。このあと楽しいお弁当タイムです。収穫したプリンスメロンも試食もありました。


 昼食後13:00から”新規就農の実際(就農のポイント)”の講義がありました。
講師の先生は、近藤正紀講師
講師の自己紹介、昭和22年生まれ、愛知県職員で元農業改良普及員、本校教育部長で退官、再任用制度で本校雇用研修講師を4年間務める。住所は額田郡幸田町居住、父が専業農家で83アールの水田と5アールの畑を引き継ぐ。
















講義内容
新規就農とは、農業経験の全くないものが新たに農業経営を開始すること。
新規就農に当たっては農業者からの農業経営の特性を理解し、自分のやりたい農業経営の方向性を定め、具体的な就農計画を立てる。
 就農計画は実際に書面に書き表すことが大切である。
 就農経営計画の項目は取り組むべき規模により異なるが、自立型農業経営を目指すには次の項目を網羅する必要がある。
① 目的~決意表明、目的、抱負、自分の考え
② 地域の概要~地域の土壌・気象条件、地域の農業(適地適作を考える)、栽培基幹作目の地域の状況など
③ 経営計画~労働力、雇用労働力、作目別年間月別所要労働時間の計画、農地・農業施設・農業機械の所有状況、栽培計画、生産販売計画、収入見込み、経営費用、収支計画、資金計画、
④ 課題及び改善策
⑤ 目標とまとめ
など、所要の項目に沿って計画を作る。
この内容を押えておかないと営農資金(無利子)の融資や農地の確報、各種補助金、助成金等の申請はできない場合がある。
(様式資料配布)

次に、自分の目指す農業経営のタイプを決める。
農業経営のタイプには
自立型農業経営(農業専業経営)
副業型農業経営
小遣い型農業経営
楽しみ農業
の4種類に分かれる。
目指す農業経営を考えるポイントとして
年齢、健康状態、労働力、農業基盤(農地など)、運営資金、地域集落との協調などを考慮する。

与太郎は前半の授業のみ出席し後半は社用のため欠席しました。
特筆する内容があれば、学友に聞いて掲載します。

平成25年度”農業者育成支援研修”募集資料記載の講義内容では
農業機械と農作業安全
植物生理
土壌と土作り
肥料と施肥設計
野菜作りの基礎(春作と秋作)
野菜の病気と防除
野菜の害虫と防除
農業経営の基礎(マーケティングと6次産業化を含む)
新規就農の実際(経験談・就農のポイント)
の項目があげられています。

今後の講義内容をお楽しみに!