2015年3月1日日曜日

ミツバチの分蜂に備えて

名古屋市守山区の”天空のアグリパーク”に昨年設置した日本ミツバチの巣は順調に育ち、去年の秋には蜜を頂戴しました。
花の少ないこの時期ですが、当地では茶、山茶花と連続して開花し今は梅もちらほらと咲きかけています。
2月いっぱいで砂糖水の給餌をやめ、風よけに狭くした入口も元に戻しました。
蜂の通いも活発です。
4月にはいよいよ分蜂が始まります。当地では分蜂処理の経験者がおらず、このための講習会を開くことにしました。
日時は3月10日14:00から、講師は稲沢市”杣家”の店主落合武さん、場所は杣家のみつばち工房です。
その前座として、この度有志をつのり、与太郎農園でウオーミングアップを行いました。
その前に!
”天空のアグリパーク梅園”の開花状況です。
















先ずは巣箱の整備、巣箱は木製ですにで歪が出ます。重箱型の巣箱を積み上げたときに隙間から光が入ると住み心地が悪かろうと、摺合せ作業を行いました。
手前の平らなベニヤ板に無害の顔料を塗し、巣箱の底を擦り付けると高い部分に顔料が付着します。これを木工鑢で削り、重箱を重ねたときガタが無いようにしました。
鉄工所で行う”摺合せ作業”を真似たもので、やり方を教えてくれたのは愛西市横山製作所の横山美麿社長です。
作業は、ご存じ!岡留徹二郎さん、田中良彦さん、本田忠弘さんです。
















他には、分蜂巣から女王蜂が逃げ出さないように、隙間3.8ミリのバリアー”ハチマイッター”を作っているのが同じく中村さん!あだ名が”中村工務店社長”でとにかく手先の器用な方です。
















ということで、3月10日けれだけのメンバーと、みどりの協会今井君、㈱山田組の平田社員がお邪魔しますので杣家の落合武さんよろしくお願いします。
落合武さん”杣家のくらし”ブログURLは以下の通りです。
http://1125ochiai.blog60.fc2.com/

























2015年2月8日日曜日

6次産業化講習第2期生の新年会

中島典子総代のご尽力により豊橋駅前の”だいこん屋豊橋店”で2月7日19時から標記の会が開催されました。
出席者は18名、当時技科大の事務局に勤務し、その後大阪に転勤になった松尾さんや日野講師にもご参加いただきました。
















中でも写真のキャンティーズ(中川美智子さん、鈴木洋子さん、鈴木江里奈さん)が座を盛り上げ、あっという間にラストオーダーに!
6次産業化講習の正式名称は
農林水産省 平成25年度新事業創出人材育成委託事業「東海地方の6次産業化推進人材育成」という長ったらしい名前の講習です。
商品開発の見本の配布、1千万円の補助事業を立ち上げた等々、皆さん各方面でご活躍です。
売上一億円農家目指して!今年も頑張りましょう!

2015年2月4日水曜日

与太郎農園1月の売れ筋野菜

毎週水曜日は、お得意様のお店への定例出荷日
町内の津田あや子さん、猪飼すみ子さんがお手伝いに来ていただいています。
出荷する野菜はトンネル栽培の紅法師(ミズナ)むらさき祭(コマツナ)です。
コマツナを収穫しているお二人です。
















水洗いした商品です。
お届け先はBONさん。群凰さんです。
















綺麗な色に育ちました。元肥には米糠を納豆で発酵させたものを使っています。
















町内の方から種を頂戴した桜島大根です。9月下旬の播種でしたのでこの大きさです。
















猪飼さんは鹿児島のご出身だそうですが植えてあるのを見るのは初めてだそうです。
来週もよろしくお願いします。













2015年2月2日月曜日

与太郎農園風景

与太郎農園のタマネギ畝をご紹介します。
主に極早生種(フォーカス・画面左側)を栽培しています。
















マルチの上と畝間にはもみ殻が敷き詰めてあります。
これは、主に保温と雑草除け、他に農作業時に靴に泥が付かず楽に作業ができます。
籾殻は堆肥化するのに時間がかかり、玉ねぎの収穫時に畑に鋤き込む予定にしています。
Chaff Ridgeと名付けました!
籾殻は近くの営農センターから無料でいただいております。
次回は、出荷最盛期のミズナ(紅法師・タキイ種苗)、コマツナ(むらさき祭・渡辺農事㈱)をご案内します。

2014年11月9日日曜日

11月9日与太郎農園日記 収穫祭

あいにくの雨となりましたが、近くの”蟹江ワークス”の資材置き場をお借りして予定通り行いました。
与太郎農園で農作業に参加した少年たちと栽培した野菜を調理し、収獲の喜びを分かち合います!
10時開始予定ですが、料理スタッフは08:00集合でリハーサルを実施
収穫祭は、ダイコンの味噌汁、大学イモ、鬼饅頭の3種類です。
指導するのは
大根の味噌汁〜本田忠弘さん
大学イモ〜猪飼すみ子さん
鬼饅頭〜津田あや子さん
です。
料理器具をセットして、早めにお集まりいただいた支援スタッフを交え、料理の手順を実習します。
















お味噌汁の材料は、与太郎農園で大根とネギを調達
















いよいよ本番!それぞれのスタッフの説明により手順良く料理が出来上がっていきます。

















会場はこの賑わい!みんなの笑顔が弾けます。
サツマイモは初夏に植えつけた”紅はるか”と”パープルスイートロード(紫いも)”です。
サツマイモの黄色と紫の色彩が素晴らしい!
料理は完食!
味も抜群!
















 収穫祭には愛知県警察本部鬼頭民雄少年課長を始め、地元の蟹江警察署署長、同副署長、同生活安全課長、少年課次長、少年センター長など多くの方に参加していただきました。
地元ケーブルテレビや中日新聞蟹江通信局の取材もありました。
















終わりに、全員で集合写真、来年もよろしくお願いします。
















大学イモと鬼饅頭はいつもお世話になっている”方舟さん””カフェレストBON”さんにも届けしました。この一年有難うございました。

2014年10月27日月曜日

10月25日与太郎農園日記 農業体験

恒例の青少年の農業体験を与太郎農園で行いました。
絶好の農作業日和で多くの子供たちが集まり元気な声が響きます。
今日の農業体験は
① 落花生の収穫と料理~落花生の収穫の指導は本田忠弘さん。落花生料理指導は津田あや子さんです。
② 作物の収獲はツルムラサキと空芯菜~収穫の指導は猪飼すみ子さん、寺田正憲さん。
農産品の納品は、蟹江町錦にある”オーガニック食堂”「活粋食堂」です。
10時に全員集合して、作業手順の説明が行われます。
















落花生の収穫指導の本田指導員、掘り方から豆の取り方を丁寧に説明
















落花生が土の中で成長するなんて知らんかった!
初体験に興奮気味!
















空芯菜の収穫風景です。
花芽が付きだしたので本年最後の収穫となります。
いっぱい収獲してお家へのお土産に!
指導員は猪飼すみ子さん、寺田正憲さんです。
















収獲した落花生は水洗いして、大鍋で30分ほど茹でます。
指導は津田あや子さん。
手順や茹で時間など前もってリハーサルをされたそうです。
















大鍋に入れ、菜箸でかき回しながらタイマーをかけ茹で上がるのを待ちます。
30分経過したら試食して、出来具合を確かめ参加者に振る舞います。

















今日の納品先は、蟹江町錦にあるオーガニック食堂”活粋食堂”です。
店主の大橋三四郎さんが出迎えて受け取っていただきました。
品目はサツマイモの紅はるか、パープルスイートロード(紫いも)の二種類です。
お土産に茹で落花生をお持ちしました!

















お昼になったのでおにぎりを食べて記念撮影をしました。


少し動くと汗ばむほどの日和の中の農作業ご苦労様でした。
次回は11月9日10:00から収穫祭を近くの蟹江ワークスをお借りして行います。
いまのところ皆で”大学イモ”と”鬼饅頭”を作る予定です。
待ってマーす♥

2014年10月10日金曜日

10月9日杣屋の採蜜講習

与太郎エリアの中に「天空のアグリパーク」(名古屋市守山区東谷山の麓にある㈱山田組の農場)があります。
今年の春に稲沢市の”杣屋”落合武さんから梅とブルーベリー受粉用に日本ミツバチの提供を受け”天空のアグリパーク”に巣箱を設置しました。
巣の形式は”重箱式”と呼ばれるもので、故郷の祖父江町から移送されたものです。
最初は、3段で設置しましたが、強勢巣のため6段まで増やし、杣屋の判断で最上段の重箱から採蜜することとなりました。
時は10月9日06;00、杣屋を乗せて一路東谷山のへ、天空のアグリパークでは採蜜講習に参加する田中良彦さん、岡留徹二郎さんの2名が完全武装で待ち受けていました。
















始めに、「蜜を頂戴したいけれどよろしいでしょうか」と許可を得てから最上段の蓋を軽く叩いたり、火吹きだけ用の器具を使い住人を蜂を移動させます。
快く了承していただいたようで攻撃等は一切ありません。
住蜂が驚かないように優しくゆっくりと!
















最上段の重箱の下にステンレスの針金を入れ、一気に巣を切り取ります。
蜜がいっぱい詰まっていますが、蜂の食糧貯蔵庫なのでなんか複雑な気持ちです。
「ゴメンね!これだけ戴きます。」
















採取した蜂蜜はそのまま容器に入れて、急いで杣屋の採蜜場に運びます。
稲沢市の落合邸には、採蜜専用室があり、落合式採蜜器が鎮座しています。
聞けば、昨日熱湯消毒し準備されたそうです。
最上段が樹脂製のザルと受け皿(特大のボールの底に穴を開けたもの)その下がろ紙があり、広口瓶に蜜を貯める構造です。
















巣を適当な大きさに切り取り、中に幼虫や蜂がいないか点検しながら特殊はナイフで切り取って行きます。


ザルの上に細かくして蜜の自然落下を早める工夫をします。
















蜜の自然落下を早めるため、専用のライトを点け加温します。
















採取開始後約30分ほででこれだけの蜜が絞られました。落合師匠曰く「3ℓはとれるかかな?」
今までに見たこともない色です。
上等の琥珀に似た神秘的な眺めです。
採取が終わるのは2~3日後さそうです。
















今年の杣屋のミツバチは天候不順の影響で、稲沢での生育はあまり良くないそうです。
天空のアグリパークの環境を見て「これだけ里山に近い環境では、蜜源も多く、ミツバチにとって最良の環境だね!」と評していただきました。
巣の設置に関しては、巣設置の基礎工事が悪く、コンクリーブロックに専用の固定器具を付け、ロープで固定し、見違えるよう頑丈な据え付けになりました。
これも”落合式巣の設置方法”です。
自宅の工房では新しい巣箱の研究に余念がなく、巣の出入り口を縦型に改良した新製品もおかれていました。
今後ともご指導よろしくお願いします♥

落合武さんのブログは
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