2017年10月13日金曜日

10月13日東白川タカブ研究会の研修会に参加しました

空からの雫が落ちてくるあいにくの天候でしたが、与太郎ガールズの津田あや子さん、橋本邦子さんとともに標記の研修会に参加しました。
場所は、滋賀県信楽高原鉄道信楽駅裏にある松井勤さん(大津市一里山在住)の養蜂場です。東白川タカブ研究会(今井久喜会長)の一行は午前7時に東白川村をマイクロバスで出発、与太郎農園からは新名神を通り約1時間の距離です。
私たちとは信楽駅前でご案内していただく松井さん、牧野内さんと合流し、行事説明を受けた後、信楽駅の裏山にある営巣地に向かいました。真ん中の白い帽子が松井さんです。
重箱式の巣箱で、入り口に一工夫してあります。最下段は巣の状況を観察したり、排泄物の掃除がしやすいように空洞にした箱があり、その上の階段状になったのが蜂の出入り口です。出入り口の高さは4ミリ程度、ミツバチが通過できても黄色スズメバチが入れないような高さにしてあります。三方・三段で出入りできるようにしてあるのは、黄色スズメバチの攻撃目標を分散するためだそうです。松井さん曰く「黄色スズメバチも同じ地球の仲間ですからむやみに殺すのではなく、こういった方法で付き合っていくのも必要かと思います。」と余裕のあるご発言でした。
営巣地は山の斜面に分散して設置してますが、目立つ木の根元などランドマークがある場所に巣を仕掛けると効率が良いとのこと、誘引にはキョウリンヘンを使い、打率は5割と高率だそうです。眼下には信楽の町が一望できます。周囲はシイタケが沢山栽培されていました。
昼食に向かう道筋で、お仲間の営巣地の見学に行きました。
ここにはカ式巣箱(立型で材料はサワラ)と重箱式に巣箱を合体させた不思議な巣箱がありました。カ式が下で上に重箱入り口は前述の階段式巣門があります。
この巣門は分封直後に女王バチが逃げ出さないようにする”ハチマイッター”とは別のもので出入りのストレスをかけないようにしていとのことでした。
お仲間の家で奥様に抹茶ジュースを頂戴しました。このお宅は周囲をイングリィシュガーデン風に造作されており、蜂とともに豊かな老後を送っておられるご様子でした。
お知り合いのレストランで昼食、信楽から大津にぬける一本道の山の中にある”緑の家”という風雅な佇まいのお店です。与太郎ガールズもご満悦のご様子💛
店内で松井さんから、ミツバチ飼育方法の講義やアカリンダニ駆除の方法などについて講義を受けました。アカリンダニの予防にはメントールよりギ酸40%液が有効だそうでその設置方法など詳しい説明がありました。ちなみに昼食はカツカレーを注文、サラダ、コーヒー付きで900円、一流レストランに引けをとらないお味でした。ごちそさま💛
松井さんからタカブ研究会一行に百花蜜のお土産を頂戴しました。
店主の奥様は「松井さんのおかげで昆虫嫌いの兄もすっかり蜂の虜になり、豊な老後を送過ごしています。新しいお友達も増え一期一会の大切さを感じさせる今日この頃です。」としみじみお話されていました。来るべき2025年対策は完璧のようです。
ここから東白川タカブ研究会一行は、若狭湾で一泊し釣りを楽しまれてから帰宅される予定なのでこのお店でお別れし、16時ごろ帰宅しました。ご苦労様でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿