2016年3月31日木曜日

3月26日与太郎農園日記 先端農業施設研修

今日の授業は施設見学、場所は三重県松阪市嬉野町 うれし野アグリ㈱と三重県農業研究所の2か所です。
大学からは貸し切りバスが出ましたが、尾張方面の松本さんと太刀野君と蟹江で待ち合わせ、現地に向かいました。
途中、東名阪が大渋滞、約1時間遅れでうれし野アグリに到着、植物工場前で松本さん、住さん両農業女子がポーズ
















うれし野アグリは、農業(浅井農園)、地域(三重県。三重大学・松阪市)、企業(三井物産・林製油)の合弁事業として2013年に設立され、房どりミニトマトの生産をしています。
ハイブリットファーム
三重県内の間伐材をチップにしてバイオマス熱利用⇒余熱上記蒸気で製油(林製油)⇒うれし野アグリ(冬季暖房・夏季冷房熱源)
トマトの生産
植物工場で房どりミニトマトを生産
という流れです。
多収量トマトの安定生産、栽培管理技術の開発などPDCAサイクルを取り入れ常に成長し続けています。
モットーは 農業をアツく、日本をつよく だそうです。
















午後からは、三重県農業研究所の施設見学です。
ここでは野菜園芸研究課長さんから、多段式密植栽培による高収益生産方法、イチゴ(かおり野)極早生種で炭疽病抵抗性が強い品種の栽培方法、油と電気使用量の見える化による経費削減、炭酸ガス使用方法、センサー類と管理システムなどについて講義がありました。
















植物工場内では授粉用ミツバチが活躍、巣箱は何と段ボール
















イチゴのハウスです。
台座が動きまるでタワー式駐車場のようです。人は動かず鉢が動いてくる。
















授業はこれで一応終わりましたが、課題研究とeラーニングが始まります。
帰りの車中で出るのはため息ばかり!
「何する?」「何処でやる?」
与太郎の研究課題は「毛管水耕栽培」を課題研究テーマとして提出、指導教授が決まり、4月15日からeラーニングが始まります。
脱落しないように頑張りましょう!


















2016年3月19日土曜日

3月19日与太郎農園日記 パクチーが売れた!

隣の三宅川さんから与太郎農園の野菜に興味があるとの情報をいただき、今日営業にいきました。
訪問先は
米粉麺&アジアン食堂”ミョウケンドウ”です。
お店は、蟹江町今本町通39番地パレスカニエ一階にあります。
売りは”無農薬野菜&健康野菜”コーヒーも無農薬!
サンプルの野菜を持って見分していただきました。
持ち込んだのは、パクチー、スイスチャード、水菜(紫)、ヤーコン、ワサビ菜です。
全部気に入っていただきこのポーズ♥
社長の栗本慎一さんと料理長(金太郎さんと呼ばれていました)
















話を進める中で「畑も見たい」とのご希望で与太郎農園(伊勢苗代と桜)をご案内!
大変気に入っていだたきました!
そこで新しい納品方法を提案
出荷に際し、野菜の調整⇒洗浄⇒包装の手間を一気に省略、ミョウケンドウさんがほしい野菜を直接畑で採取し、代金は月まとめで指定口座に振り込んでいただく!
という方法です。
寒い時期に早起きして冷たい水に手を曝すこともなくなります。
うまくいきましたら拍手喝さいをお願いします。
ついでにランチメニューを食べさせていただきましたが、初めての食感、初めての味覚!特に米粉麺、スープ、カレーは絶品、おしゃれな花茶もあります。
ぜひご来店いただき与太郎農園野菜を味わってください。


2016年3月15日火曜日

3月13日与太郎農園日記 植マネ講習 農業経営学つづき6  

竹谷先生の授業の第二回目です。
経営部門は一つか複数か
6 複合化と専門化 
7 部門関係、
8 ヨーロッパの農業革命~三圃式農業、飼料の増大⇒たい肥生産⇒穀物生産増大
Ⅵ 植物工場ビジネスの展開
1 オランダにおける施設野菜の収量(軒の高い温室、新しいトマトの品種、コンピューター管理)
2 日本の植物工場~1985年から2000年植物工場ブーム、2009年補正予算150億計上、
  2010年から小型・店舗併用型出現、2020年から完全閉鎖型植物工場
3 消費者の目線~見た目の良さと安全性に関心
4 植物工場ビジネス調査レポート~その6割が赤字、成功と失敗の分かれ目はコスト削減にあ
  る。三大コスト(減価償却費、電力、人件費)、植物工場成功の条件は(経営戦略構築、販売管
  理、資材管理、生産工程管理、雇用費用、費用管理、財務管理など高いレベルが必要)
5 規模・生産性・操業度の調和
6 生産費用の低減
7 適正な規模
8 植物工場の種類、大規模植物工場、無農薬植物工場、小規模店舗併設型植物工場、店舗併
  設・店産店消型植物工場、中規模植物工場、植物工場プラント販売、植物工場市民農園、機能
  性野菜生産型、医療素材生産型
9 植物工場と法規制
10 植物工場経営の課題と方策~参入各社の成功例や失敗例など
Ⅶ 農業経営の法人化
Ⅷ 地域農業論~工業と同じ考え方は通用しない。大規模専門化農業より、地域複合相互補完農
  業の発展がこれからの日本農業に必要だと考える。

















教室授業は竹谷先生の講義が最終です。
次は、施設見学で三重県のうれし野アグリなどを視察する予定です。
4月からは、未経験ゾーン eラーニングが始まります。



2016年3月8日火曜日

3月6日与太郎農園日記 IT農業シンポとアグリフェアー&三枝先生を送る会

11時から豊橋技科大などで行われた標記の行事に参加しました。
アグリフェアー開会式のテープカットです。
















アグリフェアーは技科大A棟2階で50の出店があり、与太郎農園からは”土壌改良剤”を出店しました。
















この商品は岐阜県白川町にある障がい者施設「白竹の里」にお願いして商品開発したものです。
白竹の里では、木工製品、苗、炭などを生産していますが、炭を作る際に出る”炭のパウダー”がこの地方の農家で土壌改良材として使用されていることから、使いやすい形にして販売しようと考えたものです。
ブースには同期生や先生方が早速激励に来ていただきました。
















引き続き隣の講堂でシンポジュームが行われ
1 赤色LEDを利用したスプレー菊の発根促進処理
2 農業女子活動~トマト栽培と産直販売(同期生の住さん発表)
3 奥三河五平餅の普及、海外市場でのブランドを弾みに全国展開
4 おいしい機能性ミカン、三ツ星プロジェクト
5 人口光型植物工場におけるサボテンの水耕栽培と地域おこし
の発表がありました。
行事の後は、東海植プロの会、植マネの会の会合があり、今後の情報交換や卒業生のネットワーク作りなどについての打ち合わせを行いマイ産しました。
















行事終了後、今年度で退官される三枝先生の送る会が豊橋駅のマリオットアソシアホテルで行われました。
三枝先生は東三河地方におけるIT農業の発展のリーダーとしてご活躍され、当日は100人余の教え子達が集まり先生との別れを惜しみました。
















天も別れを惜しむように、会の始まりに合わせ雨粒が夜半まで降り続きました。
長い間ご苦労様でした!


2016年3月7日月曜日

与太郎農園日記 植マネ講座 農業経営学 竹谷裕之教授

教室講義最後の科目”農業経営学”6次化講義でもおなじみの先生です。
講義の構成は
農業を経営するとは何か
農業経営の目的は何か
農業する際の生産管理・経営管理指標
農業経営にかかる費用
農業経営部門は一つか複数か
農業は一次産業か
農業経営の法人化
農業経営は他の営業とどう関わるか
農業経営は地域資源づくりにどう関わるか
という内容です。
1農業を経営するとは何か
 工業経営と農業の違いは、自然環境などに支配されることが多く、想定通りに作物ができないリスクを考慮しなければなならない。技術、自然、市場、政策、社会の組み合わせ、サイクルシステム(生産、流通、消費、廃棄)、農業現場の課題、統計的手法の活用、農業経営学の理論など総合的な視点と課題解決能力が求められる。
2農業経営の目的
 農業は、実質国民福祉を提供する。私的利益+社会的便益-社会的費用の最大化。生命系産業の経営により多面的機能を発揮するもの。地域社会・食文化を支える。環境保全など市場で取引できない重要な要素を担っている。
 生態系は買えるか?春の小川は市場で取引できるか?家族や地域の共同性は買えるか?
地域住民、国、自治体がこのことを理解しなければ農業は減少し弱っていく!
3農業する際の生産管理・経営管理指標
 社会的費用、社会的便益を導入した指標づくり。生活論理を導入した指標づくりを考える。
4農業経営にかかる費用
 食料・農業・農村基本法には「農業の自然循環機能(農業生産活動が自然界における生物を介在する物質の循環に依存し、かつ、これらを促進する機能)が維持増進されることにより、その持続的発展はかられなければならい。」と明記され、この基本に立ち返って農業経営にかかる費用を考える。
5農業経営部門は一つか複数か
 経営の専門化、基幹部門と副次的部門(複合化)、複合化の手段(生産物等の利用・労働利用・土地利用・機械利用・流通利用の共同化、6次化)
以下は、3月13日の授業となります。
むつかしいですね😿